一部にサロンクオリティを予感させる要素は含まれるものの、全体を通してみるとやっぱり市販クオリティ。
良い成分がとくにコーティング要素に含まれる
この中ではキトサンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドだったりセテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクだったりとコーティング要素の質が少し高いのが特徴のユーレルムアフタヌーンティータイム。
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)も加わってこっくりとしたツヤ感は表現できてそうです。
一見すると悪くはないんですね。
ただ、バランスの問題といいますか・・・。
良い成分が軒並み微量配合にとどまっていて、目立つのはキャビアとかツバメの巣エキスとか、直接ヘアケアに関与しない成分だったりするのが残念。
いくら質の良いコーティング成分でも、配合量が少なければ存在感は出てきません。
とくに、キトサンのような玄人好みな感じの成分では・・。
人工皮膚素材にも使われて、カチオン性があり、抗菌性もあって、素晴らしい成分なのですが、シリコンのようなわかりやすい改善感というのは負けますからね。。
もちろん、無いよりはある方が有り難みがあるのは当然です。
セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクは18-MEA系の補修効果があり、キューティクルを整えツヤや指通りを改善。
オクチルドデカノールやダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、アモジメチコンなど、コーティング要素が多く配合されているのがわりと特徴でしょう。
まとめ
髪の表面の改善、ツヤ、指通りの改善が目的ならそこそこ及第点を与えられるクオリティにはあると思います。
ただサロンクオリティかと言われると明らかに足りてない気もします。
市販以上、サロン未満くらいのクオリティと考えていいでしょう。
髪の強度を上げるような補修効果には乏しく、あくまで髪の表面の改善が目的である、というところも踏まえて選ばれると良いでしょう。
質の良い成分がコーティング要素に多くある。