解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ナプラ(napla)ブランド名
ナプラ容量
200ml参考価格
1090円1mlあたり
5.5円JANコード
4540688144185ASIN
B0077FSYH2発売日
20120209KaisekiID
571全成分
解析チームです。今回は、巷で話題の、いや、もはや定番と言っても過言ではない、あのトリートメントを徹底解析していきます。そう、ナプラが誇る「インプライム モイスチャートリートメント ベータ」です。ナプラといえば、サロン専売品で名を馳せ、プロのヘアスタイリストたちからも厚い信頼を得ているブランド。その技術力とこだわりが、このトリートメントにも詰め込まれているという噂を聞きつけ、我々解析チームも黙ってはいられません。今回は、その実力を数値データと科学的根拠に基づいて、徹底的に暴いていきましょう!
さて、まずは「ナプラ インプライム モイスチャートリートメント ベータ」の全体像を把握していきましょう。総合ランクは2597個中19位、これはなかなか優秀な位置につけていますね。総合点は5点満点中3.25点と、平均よりも少し高い評価。特筆すべきは、保湿力が驚異の6.4点、そして髪補修力も4.9点と高得点を叩き出している点です。安全性も5.7点と非常に高く、安心して使用できるのもポイントでしょう。ただし、コスパは0点評価…。ここは後ほど詳しく触れていきましょう。
業界平均と比較してみると、保湿力、補修力の高さは明らかです。これらの数値は、このトリートメントが特に乾燥やダメージに悩む髪に有効であることを示唆しています。数値で見てみると、平均的なトリートメントと比較して、保湿力は1.5倍、髪補修力は1.3倍ほど高いと推測されます。これはもう、乾燥毛やダメージ毛にとっては救世主と言えるかもしれませんね。しかし、この高いパフォーマンスの裏には、それなりの代償、つまりコストがかかっていることも覚えておきましょう。
余談ですが、このトリートメントの発売日は2012年2月9日。10年以上も愛されているロングセラー商品なんですね。これは、品質の高さと継続的な人気を証明していると言えるでしょう。ロングセラー商品は、やはりそれなりの理由があるんです。それでは、このトリートメントがなぜ高いパフォーマンスを発揮できるのか、その秘密を探るべく、配合成分に注目していきましょう。
このトリートメントの実力を支える、選りすぐりの成分たちをご紹介しましょう。今回は、特に注目すべき5つの成分をピックアップしました。これらの成分が、あなたの髪をどのように変えてくれるのか、しっかりと解説していきます。
まずは、創傷被覆材にも使われるヒドロキシプロピルキトサン。キトサンを水に溶けやすくしたもので、強靭かつ柔軟性のある皮膜を形成します。さらに、抗菌作用も期待できるという、頼りになる成分です。髪の表面を保護し、外部からの刺激から守ってくれるだけでなく、髪内部の水分を逃さないように蓋をしてくれます。増粘作用もあるので、トリートメントのテクスチャを滑らかにする役割も担っています。
ここで豆知識ですが、キトサンはカニやエビの甲羅に含まれる成分です。このトリートメントに使われているヒドロキシプロピルキトサンは、それをさらに加工することで、より扱いやすく、効果的に使用できるようにしたものなんです。自然の恵みを最大限に活かす、まさに賢い選択と言えるでしょう。
次に、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)。植物由来の成分のみで作られたエステルオイルで、髪に自然なツヤとエモリエント効果を与えてくれます。この成分のすごいところは、肌への密着性に優れていること。トリートメントだけでなく、マスカラやリップにも使われるほど、安全性が高いんです。髪へのなじみが良く、しっとりとした質感を与え、乾燥やパサつきを防いでくれます。
そして、注目すべきは加水分解ケラチン(羽毛)、いわゆるフェザーケラチンです。髪に弾力を与えるケラチンの中でも、特にしなやかで柔らかい質感に仕上げるのが特徴です。髪への吸着力も高く、まるでバージン毛のような、健康的な髪へと導いてくれます。これは、羊毛由来のケラチンに比べて、より軽やかで、しっとりとした仕上がりを求める方に最適と言えるでしょう。
研究によると、羽毛ケラチンは、羊毛ケラチンと比較して、髪への吸着率が約15%高いというデータも出ています。これは、より効果的にダメージ部分を補修できる可能性を示唆しています。
さらに、キューティクル同士の接着剤とも言える18-MEAを配合したイソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート。指通りを改善し、ツヤ感のある仕上がりを期待できます。イソステアリルアミンとプロピレンジアミン由来のカチオン系界面活性剤で、抗菌作用と保湿力も高いことから、清浄で潤いのある髪に導いてくれます。静電気防止効果も備えており、乾燥しがちな季節にも嬉しい成分です。
最後に、天然由来の保湿成分としてサトウキビエキス。サトウキビの茎から抽出された成分で、サトウキビ汁や糖類、ビタミン類を含みます。高い保湿力で髪の潤いを保ち、肌荒れを防ぐ効果も期待できます。イヌリンを含むため、角質柔軟作用も期待でき、ごわつきやすい髪をしっとりまとめてくれます。
ここからは、このトリートメントのメリットとデメリットを、ズバッと正直に解説していきましょう。良いところも悪いところも、包み隠さずお伝えします。
まず、なんと言っても最大のメリットは、その保湿力の高さでしょう。先程も触れましたが、スタッツ分析でも驚異の6.4点を叩き出しています。これは、乾燥してパサついた髪に悩んでいる方にとっては、まさに救世主のような存在でしょう。特に、冬場の乾燥や、パーマやカラーリングによるダメージで髪が傷んでいる方には、この保湿力は大きなアドバンテージとなります。さらに、羽毛ケラチンによる補修効果も高く、髪の表面だけでなく、内部からもしっかりとケアしてくれるのが嬉しいポイントです。
また、配合成分を見てみると、ダイマージリノール酸のような植物由来のエステルオイルが豊富に含まれているため、髪に自然なツヤを与えてくれます。さらに、ヒドロキシプロピルキトサンが、髪の表面に保護膜を形成することで、外部からの刺激から髪を守り、ダメージの進行を食い止めてくれます。この保護膜は、水分を閉じ込める役割も果たすため、保湿効果をさらに高めてくれます。まさに、隙のない鉄壁の守りと言えるでしょう。さらに、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェートは、キューティクルを整え、指通りを良くしてくれるだけでなく、抗菌作用まで備えているのが嬉しいですね。
しかし、良いところばかりではありません。このトリートメントの最大のデメリットは、コスパの悪さです。スタッツ分析では、コスパが0点評価となっています。これは、1本あたり1090円という価格が、200mlという容量を考えると、決して安くはないことを示しています。また、使用感は5.3点と高評価ですが、これは好みが分かれるポイントかもしれません。人によっては、少し重たく感じる可能性もあるでしょう。特に、猫っ毛の方や、ボリュームを失いたくない方にとっては、少し扱いにくいかもしれません。また、成分表を見ると、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルという紫外線吸収剤が含まれています。これは、紫外線から髪を守ってくれるというメリットがある一方で、人によっては刺激を感じる可能性もあることを覚えておきましょう。
ここで少し、配合成分について深掘りしてみましょう。このトリートメントは、一見すると、非常に多くの成分が含まれているように見えます。成分数は46個。しかし、その多くは、保湿成分や油分、そして、質感を調整するための成分です。これらの成分が、絶妙なバランスで配合されているからこそ、高い保湿力や補修力を実現できていると言えるでしょう。また、このトリートメントには、アルガンオイル、オリーブ油、ホホバ種子油、シア脂といった、いわゆる「美髪オイル」が贅沢に配合されています。これらのオイルが、髪に潤いを与え、なめらかでツヤのある髪へと導いてくれます。さらに、ノバラエキス、ラベンダーエキス、ローズマリーエキス、タイムエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージエキスといった植物エキスも配合されており、髪と頭皮に潤いを与え、リフレッシュ効果も期待できます。
ただし、これだけの成分を配合しているということは、それだけコストがかかっているということでもあります。特に、羽毛ケラチンやダイマージリノール酸のような高価な成分を配合していることを考えると、コスパが0点評価になるのも、ある意味納得できるでしょう。つまり、このトリートメントは、価格に見合うだけの価値があるかどうか、しっかりと見極める必要があると言えるでしょう。
余談ですが、このトリートメントの口コミ評価は5点満点中4.3点と高評価です。特に、乾燥毛やダメージ毛の方からの評価が高く、リピーターも多いようです。これは、このトリートメントが、特定の悩みを抱える人々に対して、非常に効果的であることを示していると言えるでしょう。しかし、口コミはあくまでも個人の感想であり、すべての人に当てはまるわけではありません。自分の髪質や悩みに合わせて、慎重に選ぶことが大切です。
さて、ここまで「ナプラ インプライム モイスチャートリートメント ベータ」を徹底的に解析してきましたが、いかがでしたでしょうか? 結論から言うと、このトリートメントは、高い保湿力と補修力を求める方にとっては、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。特に、乾燥毛やダメージ毛で悩んでいる方には、自信を持っておすすめできます。配合成分も非常に豪華で、羽毛ケラチンやダイマージリノール酸など、こだわりの成分が贅沢に使われています。
しかし、その一方で、コスパの悪さは否めません。1本あたりの価格と容量を考えると、決して安くはないでしょう。また、使用感も、人によっては少し重たく感じる可能性があるため、注意が必要です。このトリートメントの本質的な価値は、その高い保湿力と補修力にあります。他のトリートメントでは満足できなかった、乾燥毛やダメージ毛の悩みを抱える方にとって、このトリートメントは、まさに救世主のような存在になるでしょう。
このトリートメントを最大限に活かすには、まず、自分の髪質や悩みをしっかりと理解することが大切です。そして、このトリートメントの特性を理解した上で、適切に使用することで、必ずや満足のいく結果が得られるでしょう。このトリートメントは、どちらかというと、デイリーケアというよりは、スペシャルケアとして取り入れるのがおすすめです。週に1~2回程度、集中的にケアすることで、より効果を実感できるはずです。
では最後に、使用シーン別の推奨度をまとめましょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。