Ingredient Analysis

ミリスチルアルコール

成分 50件の商品に配合 ID: 672
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
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安全性
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素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名ミリスチルアルコール
慣用名・別名1-テトラデカノール
INCI名MYRISTYL ALCOHOL
化学式C14H30O
分子量214.39 Da
由来植物性
推奨配合濃度2〜8%
EWGスコア3/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

1-テトラデカノール(炭素数14の高級脂肪族アルコール)。ヤシ油・パーム核油由来のミリスチン酸を水素化還元して得られる。常温で固体ワックス状で、クリーム・トリートメント類の乳化安定化・増粘・感触改良(さらっとしたなめらかさの付与)に機能する乳化補助剤兼エモリエント剤。揮発性アルコールとは性質が全く異なり、皮膚軟化・油膜形成作用を持つ。刺激性・毒性はほぼなく、40年以上の使用実績を誇る安定した汎用成分。

ミリスチルアルコールの解析

ミリスチルアルコールは炭素鎖14本を持つ高級脂肪族アルコール(1-テトラデカノール)であり、ヤシ油やパーム核油に含まれるミリスチン酸を化学的に水素化還元することで製造される。天然植物油脂を起源とする半合成成分で、白色ワックス状の固体として化粧品原料に供される。

最大の機能は乳化安定化と増粘調整だ。水相と油相が混在するクリームやトリートメント製品において、単独の乳化剤だけでは時間とともに分離が起こりやすい。ミリスチルアルコールは乳化助剤として界面膜を強固にし、長期保存安定性を高める「縁の下の力持ち」として機能する。また炭素鎖の長さに由来する融点(38℃前後)がクリームのテクスチャーに絶妙な固さとなめらかさを与え、肌への塗布時に体温で溶けながら薄い油膜を形成することでエモリエント(皮膚軟化)効果をもたらす。

エタノールや低級アルコールと同じ「アルコール」の名を持つが、性質は正反対だ。揮発性・殺菌性を持つ低級アルコールと異なり、ミリスチルアルコールは不揮発性・非刺激性で油脂に近い挙動をする。これは炭素鎖が長くなるほど疎水性が増し、アルコール特有の水への溶解性や刺激性が薄れるためである。初めて成分表で見た消費者が誤解しやすいポイントでもある。

安全性については、40年以上にわたる化粧品配合実績があり、皮膚一次刺激性・感作性ともにほとんど認められていない。経口LD50もラットで8.0 g/kg超と毒性は極めて低い。ただし高濃度配合や眼への直接接触では軽〜中程度の眼刺激性が報告されているため、配合濃度の適正管理は必要だ。コメドジェニックリスクは中程度(3/5)と評価されることがあり、ニキビ肌への大量配合は注意が必要。

類似成分との比較では、炭素数16のセチルアルコールや炭素数18のステアリルアルコールと同じ高級アルコールファミリーに属する。セチル・ステアリルアルコールに比べてミリスチルアルコールは炭素鎖が短い分、融点がやや低くより軽い感触を製品に付与する特性がある。目的の製品テクスチャーや使用感に合わせてこれらを組み合わせることが処方設計の常套手段となっている。

相性の良い成分

セテアリルアルコール ステアリルアルコール 乳化ワックス

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50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)