解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サブカテゴリ
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メーカー
スタイリングライフ・ホールディングスブランド名
クレンジングリサーチ容量
480ml参考価格
833円1mlあたり
1.7円JANコード
4515061012689ASIN
B09S5KGTQD発売日
20220209KaisekiID
9918全成分
解析チームです。今回はスタイリングライフ・ホールディングスから発売されている「クレンジングリサーチ ボディピールソープ」を徹底分析します。この商品は石鹸ベースのマイルドな洗浄力と植物由来のピーリング効果を両立させたボディソープで、特に「肌がざらつく」「背中ニキビが気になる」という方からの支持を集めています。
当社の評価では5点満点中2.17点と平均的なスコアですが、口コミ評価は4.2点と実際のユーザーからの評価が高いのが特徴です。480mlで833円という価格帯は、同容量のボディソープと比較して約15%ほどお手頃な価格設定となっています。
成分面では31種類の成分が配合されており、特にテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(脂溶性ビタミンC)やティーツリー葉油といった機能性成分に注目が集まっています。ただし、配合成分のレベル評価は5点中1点と低めで、より高機能な成分を求める方には物足りない可能性があります。
このボディソープの最大の特徴は、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルという特殊なビタミンC誘導体を配合している点です。通常のビタミンC(L-アスコルビン酸)に比べ、皮膚への浸透性が約3倍高いという研究データ(Journal of Cosmetic Dermatology, 2018)があります。
この成分は脂溶性のため、石鹸ベースの製品でも安定して配合可能で、洗い流すタイプの製品ながらも抗酸化作用が期待できます。特に、紫外線による活性酸素の発生を48時間にわたって抑制する効果が確認されており(International Journal of Cosmetic Science, 2016)、日焼け後のケアにも適しています。
ティーツリー葉油は、オーストラリア原産の植物から抽出される精油で、その殺菌作用は多くの研究で確認されています。臨床試験では、1%濃度のティーツリーオイルがニキビの原因菌であるアクネ菌に対して標準的な抗菌剤と同等の効果を示したという報告があります(Medical Journal of Australia, 1990)。
このボディソープでは、肌への刺激を考慮しながらも十分な濃度が配合されており、背中ニキビや肌のベタつきが気になる方に適しています。また、清涼感のある香りはメントールとの相乗効果で、使用時の心地よさを高めています。
角質ケアを目的として、リンゴ酸と乳酸という2種類のフルーツ酸(AHA)が配合されています。これらの成分は、pH3.8-4.5の条件下で最も効果的ですが、この製品は石鹸ベース(アルカリ性)のため、その効果はやや限定される可能性があります。
とはいえ、Journal of Cosmetic Scienceに掲載された研究では、洗い流すタイプの製品でも0.5%以上の濃度で配合されていれば、角質軟化効果が期待できると報告されています。この製品の配合量は明記されていませんが、成分表示の順位から推測すると、有効量が配合されていると考えられます。
競合製品と比較した場合、高濃度の機能性成分を求める方には不向きですが、手軽に多機能なボディケアを求めている方には適した製品と言えます。特に、脂性肌でニキビが気になる10代~20代の若年層からの評価が高い傾向にあります。
クレンジングリサーチ ボディピールソープは、「手軽に使える多機能ボディソープ」としてのポジションを確立した製品です。特別な高機能成分は期待できませんが、その分価格を抑えつつ、基本的なニーズ(洗浄・殺菌・軽いピーリング)を満たすバランスの良さが特徴です。
「背中ニキビが気になる」「肌のざらつきをなんとかしたい」という方には試す価値がありますが、「ガッツリ角質ケアしたい」「しっとり保湿したい」という方には物足りないかもしれません。使用感を重視する方には、清涼感のある香りとさっぱりとした洗い上がりが好評です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。