Hair The Protein Moist Treatment ヘアザプロテイン モイスト トリートメントの解析結果

基本的には よくあるコンディショナーにタンパク質が加わったもの、 と言ってしまえる トリートメントかなと思いますが、 いくつかの点で少し違いを見せているのでそこはしっかり言及して行こうかなと思います。

基本構造としてはコンディショナーの形に近いものと言えます。 コーティング成分などは あまり有力ではなく、 むしろ蓄積性のあるアモジメチコンなどを使っているため 質としては高くない方と言えるかもしれません。

アミノ酸各種、 そしてタンパク質 諸々は 髪にある程度親和性があって、 髪の外側にくっつき 保湿効果や弾力を与えるといった働きをします。

ただ髪の内部的に補修されるというような働きではなく、 一時的な 感触改良という範囲に留まるものでしょう。 それがいいか悪いかは別にして、まぁ 分かりやすく感触が 良くなるという点はメリットと言えます。

一つ違いがある点としては、 ヘマチンの配合。

このヘマチンという成分は、 髪のタンパク質を強化する働きをし、 紙を強化する成分を結びつける働きなども期待できます。

そのため、 単純に髪の外側に 何かをくっつけるという以上の強い補修効果をもたらす成分として知られているわけです。 もちろん、配合量が ある程度ないと期待できないので、 このトリートメントのように 明らかに 存在感が少ない場合は 期待値が下がってしまうかもしれません。

基本的には 髪に わかりやすいエモリエント効果と 艶を与え、 少し弾力を感じさせることができるトリートメントとなるでしょう。

その効果が それほど持続性を持たないという点で、 値段なりの性能と言える部分はあるかと思います。 ただ、 一般的な安い市販品と比べると 一段上の仕上がりを期待することができるのは言うまでもありません。 諸々のタンパク質成分の特性をよく感じ取ることができるでしょう。

本当に髪がハイダメージによって傷んでしまっているような状況では、 本格的に髪の内部を補修するような 製品を選ばれることをお勧めしますが、 それほどダメージがない髪にツヤや潤滑性を与えたいという場合は ある程度満足を得られるかもしれません。