解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ネイチャーラボブランド名
Diane容量
180ml参考価格
873円1mlあたり
4.9円JANコード
4560119224378ASIN
B079694KJS発売日
20180221KaisekiID
10516全成分
解析チームです。今回は、巷で話題の「Diane ダイアン ヘアマスク [ストレート] フローラル&ベリーの香り パーフェクトビューティー エクストラストレート」を徹底解剖していきます。メーカーはネイチャーラボさん。オーガニックアルガンオイルと独自のビューティーケラチン処方が特徴で、うねり髪にアプローチするとのこと。一体どんな実力を持っているのか、一緒に見ていきましょう!
さて、まずはこの「ダイアン ヘアマスク ストレート」の全体像を把握していきましょう。総合ランクは253個中230位、総合点は5点満点中1.39点と、少々厳しい評価となっています。特に、素材のレベルは-0.1点、安全性は-3.4点と、改善の余地があるようです。しかし、使用感に関しては4.7点と高評価。これは、使用感に特化した製品である可能性を示唆していますね。保湿力は5.7点と非常に高い一方、コスパは-0.166667点と、価格設定がややネックになっているようです。成分数は驚異の81個。これは、多くの成分を配合しているものの、一つ一つの濃度が低くなりがちなリスクがあることを示しています。業界平均と比較すると、成分数は多いものの、それぞれの成分の質や配合バランスが課題と言えそうです。売上ランキングは46位と、一定の支持を得ているものの、直近の売上数は伸び悩んでいる傾向が見られます。口コミ評価は4.1点と比較的高いですが、これは使用感の良さが影響している可能性が高いでしょう。これらのデータから、このヘアマスクは「使用感は良いものの、成分の質とコスパに課題が残る」という評価が妥当と言えるでしょう。
次に、このヘアマスクのキーとなる成分を見ていきましょう。今回は、特に注目すべき5つの成分をピックアップしました。
これらの成分は、それぞれが異なるメカニズムで髪に働きかけ、補修、保湿、保護といった効果をもたらします。しかし、成分数が多いため、それぞれの濃度が低くなっている可能性も考慮する必要があります。
ここで豆知識ですが、18-MEAは加齢やヘアカラー、パーマなどのダメージによって失われやすい成分です。そのため、18-MEA類似構造を持つセテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクは、髪のダメージ補修に有効な成分と言えるでしょう。
このヘアマスクのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。まず、メリットとして挙げられるのは、豊富な成分による多角的なアプローチです。先ほど紹介したように、髪の補修、保湿、保護、アンチエイジングなど、様々な効果が期待できる成分が配合されています。特に、セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクやγ-ドコサラクトン、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルクなどは、髪のダメージ補修や質感向上に有効な成分です。また、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルやアルガニアスピノサ芽細胞エキスは、頭皮の健康をサポートし、髪の成長を促進する可能性があります。さらに、バオバブ種子油やテルミナリアフェルジナンジアナ果実エキスなど、植物由来の保湿成分も豊富に配合されており、髪の乾燥を防ぐ効果も期待できます。これらの成分が組み合わさることで、髪全体を総合的にケアできるのが、このヘアマスクの大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、デメリットも無視できません。まず、成分数が81個と非常に多い点が挙げられます。これは、多くの成分を配合しているというメリットがある一方で、一つ一つの成分の濃度が低くなってしまうリスクがあります。つまり、せっかく良い成分を配合していても、その効果を十分に発揮できない可能性があるということです。また、成分数が多いため、肌に合わない成分が含まれている可能性も高まります。特に、敏感肌の方は注意が必要です。さらに、コスパが-0.166667点と低い点もデメリットです。この価格帯でこの成分数だと、どうしても一つ一つの成分の濃度が薄くなってしまいがちです。使用感は良いものの、価格に見合う効果が得られない可能性も考慮する必要があります。また、グリオキシル酸という成分は、酸熱トリートメントのような効果が期待できるものの、カラーの退色を招く可能性があるため、注意が必要です。さらに、縮毛矯正との併用は避けるべきでしょう。
配合成分を詳細に見ていくと、例えば、ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)は分子量が小さく、髪の内部に浸透しやすい小粒ケラチンですが、配合量が少なければ、その効果も限定的になります。同様に、(イソステアリン酸ポリグリセリル-2/ダイマージリノール酸)コポリマーは保湿効果やエモリエント効果に優れるものの、配合バランスが重要となります。これらの成分が、互いにどのように作用しあっているかを考慮すると、成分の配合バランスが、このヘアマスクの肝と言えるでしょう。
さて、ここまで「ダイアン ヘアマスク ストレート」について、様々な角度から分析してきました。結論として、このヘアマスクは、確かに多くの有効成分を配合しており、髪の補修や保湿、保護といった効果が期待できるものの、成分数の多さが逆にデメリットになっているという印象です。成分一つ一つの濃度が低いため、各成分が持つポテンシャルを十分に発揮できていない可能性があります。使用感は良いものの、価格に見合う効果が得られるかどうかは、個人の髪質や状態によって異なると言えるでしょう。つまり、このヘアマスクは、「色々な成分を試してみたいけど、劇的な効果は期待していない」という方には向いているかもしれません。しかし、特定の悩みを解決したい、例えば、髪のダメージを徹底的に補修したい、うねりを完全に抑えたいという方には、他の製品を検討する方が良いかもしれません。この価格帯であれば、より成分濃度が高く、効果を実感しやすい製品も存在します。
このヘアマスクの本質的な価値は、豊富な成分による「お守り」のような安心感にあるかもしれません。様々な成分が配合されていることで、何かしらの効果が期待できるかもしれない、という期待感を与えてくれるでしょう。しかし、その効果は、あくまでも「お守り」レベルである可能性も考慮する必要があります。
最後に、使用シーン別の推奨度を提示します。
このヘアマスクを試すかどうかは、これらの情報を踏まえて、ご自身の髪の状態や求める効果を考慮して判断してくださいね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。