Ingredient Analysis

ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)

成分 11件の商品に配合 ID: 4764
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+20

安全性
+35

素材の品質
+35

使用感
基本情報
成分名ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)
慣用名・別名ラウルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、Laurdimonium Hydroxypropyl Hydrolyzed Keratin
INCI名Lauryldimonium Hydroxypropyl Hydrolyzed Keratin (Wool)
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜6.5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)の分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +35
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +45
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +5
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +35
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

羊毛ケラチンを加水分解し、ラウリル基とジモニウム(4級アンモニウム)基・ヒドロキシプロピル基を付加した半合成カチオン性タンパク質誘導体。分子量が比較的小さく毛髪内部への浸透性が高い。カチオン性によりダメージ部位の陰性サイトに吸着し、キューティクル保護・引張強度向上・ウェーブ効率改善・光沢・ハリ・弾力付与を発揮。保湿性・帯電防止効果も持つ複合機能型ヘアコンディショニング成分。

ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)の解析

ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)は、羊毛由来ケラチンを酵素・アルカリ処理などで低分子化し、そこにラウリル基(疎水性)・ジモニウム基(カチオン性)・ヒドロキシプロピル基(親水性)を化学修飾した半合成カチオン性ペプチドである。髪の構成タンパク質と同じケラチン骨格を持ちながら、複数の機能基を備えた設計により、単なる加水分解ケラチンを大幅に上回る毛髪親和性を実現している。

作用機序の核心は「イオン吸着+浸透補修」の二段階にある。ダメージヘアではケラチン内のシスチン結合が断裂し、毛髪表面・内部が陰性に傾く。カチオン性の本成分はこの陰性サイトに選択的に吸着し、空洞化した皮質部分を埋める。さながら「ひび割れたコンクリートに流し込むモルタル」のように、内側から補強するイメージだ。さらにラウリル基の疎水性がキューティクル表面への密着を助け、光沢・なめらかさを引き出す。

類似成分である加水分解ケラチン(修飾なし)と比べると、カチオン基の付加によりシャンプー等の洗い流し製品でも毛髪残留率が格段に高く、持続的な補修効果が期待できる点が差別化ポイント。また同じカチオン性タンパク質のラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲンと比べると、ケラチン由来という毛髪との同種性により、ウェーブ効率向上・引張強度改善への貢献が際立つ。

配合製品はシャンプー・トリートメント・パーマ剤まで幅広い。特にパーマ施術時には毛髪保護とウェーブ効率向上を同時に担う点が評価される。安全性については動物由来成分ゆえにアレルギーリスクや動物倫理の観点から敬遠する消費者も存在するが、EWGスコアは比較的低く一般的な安全性は認められている。配合濃度は通常1〜3%程度で使用される。

相性の良い成分

グリセリン シルク加水分解物 パンテノール セラミド

相性の悪い成分・混合注意

アニオン性高分子 強アルカリ剤