解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
サンコールブランド名
フェルエ容量
1900ml参考価格
7865円1mlあたり
4.1円JANコード
4538742303906ASIN
B0C3ZSMSGB発売日
20230501KaisekiID
9108全成分
フェルエ シーリーフ シャンプーは、18種類のアミノ酸や5種類の海藻エキスを配合し、髪の内部から補修して自然なうるおいのある髪に導くことが目的のシャンプーとのことです。
そんなことより、値段ですよ、値段。7000円を超え、7800円前後という衝撃的なプライスです。
一体、これほどの値段のシャンプーはどんなメリットを実際に私達に与えてくれるのでしょうか。早速見ていきましょう。
高額な中身の原因か、成分数はかなり多くなっていますが、洗浄剤だけをまずは注目していきたいと思います。
ベースはココイルメチルタウリンNaと、ココアンホ酢酸Na、ラウロイルメチルアラニンNaというアミノ酸系中心の構成。確かにマイルドで、適度な洗浄力が特徴といえますが、コンディショニングはそれほどないのかな、という印象があります。どちらかというとさっぱり仕上げることが目的で、かつ低刺激である、というタイプですね。
泡立ちが心配ですが、セテアレス-60ミリスチルグリコールなど増粘剤が加わっていることである程度カバーされている印象です。
そして、添加成分としてココイル加水分解ケラチンKが配合。最高級の洗浄剤の1つで、しかし添加成分として配合された場合はコンディショニング効果を期待して配合される場合が多いです。
このような洗浄剤の構成となりますね。良いです。良いですが、高級感を感じるレベルまでは正直行ってないかな、という感想です。
このほかに何か高額となる秘密があるのでしょうか?
このシャンプーの特徴のもう1つとしては、植物エキスとアミノ酸の配合がとても多いこと。成分表のボリュームが多い理由の多くがこれらの成分によるものです。
まず、植物エキスについて。
ヒバマタエキスは、頭皮の血行を促進し、髪の成長を促します。ワカメエキスは、頭皮を保湿し、健康的な状態を維持します。ヒジキエキスは、頭皮を引き締め、毛穴の詰まりを防ぎます。スサビノリエキスは、頭皮を清潔に保ち、フケやかゆみを防止します。そして、サガラメエキスは、頭皮の脂質バランスを整え、健康的な髪を促進します。
悪くはないですが、やはり、これが高額の理由というレベルとは言い難い印象です。よほど高配合でなければ。
さらに、アミノ酸については、これはもう市販のシャンプーでも配合は全く珍しくないので、使用感の余分にしっとり感を与えるという程度のアイテムと考えて良いともいます。
さて、このシャンプーのストロングポイントは何でしょう?今まで述べた成分については、どれも普通と言えば普通です。
さらに少ない配合量の添加成分に、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーがありますね。いわゆるアミノ変性シリコーンですが、これがエモリエントなコーティング感を生み出し、あるいはこのシャンプーの印象をかなりリッチなものに変えているかも知れません。
ただし、それは高額であることを説明する理由とは考えづらいですが。
メリットと言って良いのか、このシャンプーはアミノ酸系洗浄剤と、アミノ酸、アミノ変性シリコーンといった具合に、使用感にかなり印象づけをしようという意図がふんだんに感じられるシャンプー、という感じがありありとします。
これはあえて言うまでもないですね。値段です。このクオリティに見合った価格であるとは、現時点では思えないと言うのが率直なところ。
このシャンプーは、髪に必要なうるおいを与え、健やかな髪を保つことができます。髪のダメージを回復させるための成分が含まれており、必要な栄養素も含まれています。また、香りも良く、髪にも優しい製品です。ただし、高額な価格と成分表を見る限り、特別なものではないため注意が必要です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。