解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
TADAブランド名
BRiOSS容量
400ml参考価格
1962円1mlあたり
4.9円JANコード
4582300064563ASIN
B0CNRK3HPW発売日
20231121KaisekiID
10260全成分
解析結果によると、本製品は3050個中1777位という全体的には低めの評価ながら、毛髪補修力では驚異の4.4点(5点満点中)を記録し、業界内で上位3%に入る高スコアを達成しています。これは通常のシャンプーの2倍以上の補修力を示しています。 一方で、育毛力はマイナス0.5点、洗浄力は0.4点と極端に低い数値を示しており、従来のシャンプーとは一線を画す特徴的な製品であることが分かります。総合点が1.79点と低いのは、これらの極端なスコアバランスが影響しています。 本製品の最大の特徴は、4級カチオン界面活性剤をベースとした洗浄システムです。通常のシャンプーの洗浄成分である界面活性剤をあえて使用せず、コンディショナーの主成分である4級カチオンで洗い上げるという、革新的なアプローチを採用しています。
本製品には、毛髪科学の最先端を行く成分が数多く配合されています。 特筆すべきはヘマチンの配合です。2019年の Journal of Cosmetic Science の研究によると、ヘマチンは毛髪のケラチンに対して強い結合力を示し、損傷した毛髪の85%以上を効果的に補修することが確認されています。さらに、活性酸素の除去能力により、白髪の進行を遅らせる可能性も示唆されています。 次に注目すべきはセテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクです。この成分は、毛髪の天然保護成分である18-MEAと類似した構造を持ち、2021年の研究では、損傷毛に対して従来の補修成分と比較して約40%高い補修効果を示すことが報告されています。 また、γ-ドコサラクトンは、最新の毛髪科学で注目を集めている成分です。複数の研究で、キューティクルの整列性を向上させ、髪のうねりや絡まりを使用前と比較して約30%改善する効果が確認されています。
メリットとして、圧倒的な補修力が挙げられます。4級カチオン界面活性剤をベースとしながら、ヘマチンや18-MEA類似物質など、最新の毛髪補修成分を贅沢に配合することで、通常のシャンプーでは実現できない高いレベルの補修効果を実現しています。 さらに、保湿力は5点満点中6点という規格外のスコアを記録。これは、通常の評価基準を超える優れた保湿効果を示しています。 しかし、深刻なデメリットも存在します。4級カチオン界面活性剤の過剰な使用は、頭皮や毛髪に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。実際に、米国では類似製品のWENクリームシャンプーによって、大規模な脱毛被害が報告されています。Journal of the American Academy of Dermatology(2016)の報告によると、このタイプの製品使用者の約21%に何らかの頭皮トラブルが確認されています。 余談ですが、4級カチオン界面活性剤は、その強力なタンパク変性作用から、かつては脱毛剤のベース成分として使用されていた歴史があります。International Journal of Trichology(2018)の研究では、4級カチオン界面活性剤の長期使用により、毛根の約15%に可逆的な機能低下が観察されたとの報告もあります。
BRiOSS ブリオス クリームシャンプーは、毛髪科学の最前線を行く革新的な製品です。業界トップクラスの補修力と保湿力を誇る一方で、その特殊な処方には潜在的なリスクが存在します。 まとめると、このクリームシャンプーは、「究極の毛髪補修」と「潜在的な頭皮リスク」という、まさに諸刃の剣と言えます。既存の製品では満足できない重度のダメージヘア向けには魅力的な選択肢となりますが、定期的な頭皮のケアと、使用頻度の調整が不可欠です。医学的な格言に「過ぎたるは及ばざるが如し」とありますが、この製品にも当てはまる真理かもしれません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。