Ingredient Analysis

パルミチン酸イソプロピル

成分 50件の商品に配合 ID: 1035
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
-20

安全性
+10

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名パルミチン酸イソプロピル
慣用名・別名IPP、イソプロピルパルミテート
INCI名Isopropyl Palmitate
化学式C19H38O2
分子量256.43 Da
由来合成
推奨配合濃度1〜10%
EWGスコア3/10
コメドジェニック度4/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

パルミチン酸(C16飽和脂肪酸)とイソプロパノールのエステル化合物。IPPとも呼ばれる低粘度の液状エステル油で、展延性・浸透性に優れさっぱりした使用感が特徴。エモリエント作用により角層からの水分蒸散を抑制し皮膚を柔軟化。溶剤・感触改良剤としても機能し、他の油性成分の均一分散を促進。コメドジェニック性が比較的高く、ニキビ・毛穴詰まりを起こしやすい点が最大の懸念。

パルミチン酸イソプロピルの解析

パルミチン酸イソプロピル(IPP)は、パーム油や動植物油脂に由来するパルミチン酸(ヘキサデカン酸)と、揮発性アルコールであるイソプロパノールをエステル結合させた合成エステル油。化粧品業界では「さっぱり感を持つ油」として広く認知されており、粘度が低く軽い感触が最大の特徴。

作用機序として、エモリエント効果(皮膚軟化・保護作用)が主体。低分子量のエステルとして角質層への浸透性が高く、バリア機能を補助しながら水分蒸散(TEWL)を物理的に抑制する。また他の油性成分との相溶性が高いため、溶剤・分散剤としての役割も担い、製剤全体の均質性・安定性を向上させる。ヘアケア分野では毛髪表面へのツヤ付与にも寄与する。

類似成分と比較すると、ミリスチン酸イソプロピル(IPM)と性質が似ており、どちらも軽いさっぱり感を持つエステル油だが、IPPはやや分子量が大きく若干の厚みを持つ膜感がある。一方でスクワランやジメチコンと比べると揮発感に近い軽さがあり、夏季や脂性肌向け処方に重宝される。

最大の懸念はコメドジェニック性。IPPはコメドジェニック成分として知られており、毛穴の詰まりやニキビを悪化させるリスクが比較的高い(コメドスコア4とも報告される)。クレンジングオイルや乳液などに広く使用されるが、ニキビ肌・毛穴トラブルを抱えるユーザーには不向きな成分と言える。「ノンコメドジェニック処方」を謳う製品では通常使用を避ける傾向がある。

安全性面では刺激性・毒性は低く、EWGスコアも低位。旧指定成分に該当せず、EU規制でも制限なし。ただしコメドジェニック性という機能的リスクは使用文脈によって大きな影響を持つため、成分を見極める際には配合目的と肌質の適合性を考慮することが重要。

相性の良い成分

ジメチコン シクロペンタシロキサン 他の軽質エステル油

相性の悪い成分・混合注意

高濃度ビタミンC誘導体 AHA/BHA 敏感肌向け配合物

パルミチン酸イソプロピルを含む商品ランキング

50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)