これは髪を丈夫にするトリートメント。
育毛が得意なモンゴ流だが、頭皮に塗るものではない。
育毛を標榜する株式会社アルファウェイから発売されているコンディショナーです。
育毛メーカーのコンディショナーでよくあるパターンが普通のコンディショナーに育毛エキスを入れただけというもの。
この場合、頭皮に塗ることができないコンディショナーに頭皮に塗るためのエキスが入っている状態なので、頭皮にも髪にもメリットがない製品になってしまうんです。
さて、こちらのモンゴ流 リペアコンディショナーEXはどうでしょうか。
大阪に本社をおく株式会社アルファウェイ製。
エイジングケアを標榜する会社で、リアルエイジビューティーがコンセプト。
モンゴ流ブランドはとくに育毛やエイジングケアが際立った作りになっているように見えます。
モンゴ流 リペアコンディショナーEXは、育毛効果をさておき、髪自体を強くすることに振り切っている点が特徴です。
育毛成分も配合されているのですが、狙いは明確に髪のハリコシを高めるため。
これは良いですね。
普通に良いトリートメントのように振る舞いますので、ある意味で育毛効果を得たような仕上がりが期待できるでしょう。
効果の中心はペリセア、カチオン化ケラチン、18-MEA誘導体、γ-ドコサラクトンの弾力効果など、髪に弾力をつけ強化する成分。
コンディショナーと表現するには出来すぎているくらいに、しっかりした作りであります。
ここにセラミドの補修効果、クオタニウム−33のツヤ、セバコイルビスラウラミドリシン2Naの感触改良効果が乗ってきます。
さらにシアバター、疑似セラミド、アルガンオイル、バオバブオイルなどなど、潤滑性をもたらす成分も抜かりなし。
ということで、これ、単純に良いトリートメントだということなんです。
これだけじゃなく、ヒポファエラムノイデス果実油、(ダイマージリノール酸/ステアリン酸/ヒドロキシステアリン酸)ポリグリセリル‐10のラノリン的潤滑性、ホホバ、タマリンドガムなどの感触改良効果もありますから、ちょっと他とは異質で重厚ななめらかさを感じることができそう。
面白いです。
さて、植物エキス類は主に育毛効果狙いのものが配合されていますが、このコンディショナーは頭皮に塗るべきではありません。
ベースが普通に4級カチオン界面活性剤ですから、下手すると脱毛します。
4級カチオン界面活性剤は脱毛剤の主剤にも使われますから、当然ですね。
ということで、髪にだけ塗りましょう。
髪に塗ることでハリ・コシを高め、髪の存在感を高める!という狙いがそこにあります。
普通にトリートメントとして優秀です。
値段はなかなか高いですが、それにふさわしいだけのメリットや、重厚な潤滑性を実感することができると思います。
髪のコシを高め、存在感を重厚に仕立てるトリートメントとして応用しましょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。