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二兎追うものは・・
エキス、オイル類が非常に多種配合、アミノ酸各種も配合。
ウミクロウメモドキ油は抗酸化作用ですが、髪用としては意味をあまり持ちません。
エキス類に関しては、髪に塗る製品とした場合に有効性を見いだせるものがほとんどありません。
オイルでは、ブドウ種子油がエモリエント作用。
ババス油は低炭素量の脂肪酸が多いので、肌刺激の可能性が懸念されます。
髪用と思えば、さらっとした感触を与えますが、肌にはマイルドではありません。
ホホバは滑らかさを与え、キトサンは皮膜・抗菌・保湿作用。
アルギニンもサラサラ系のアミノ酸。PCA-Na、乳酸Naは皮脂バリヤの成分。
わずかにケラチン、アミノ変性シリコーンとシリコーンのポリマー、疑似セラミドなどが含まれますが、有効濃度に達しているようには見えません。
全体的には、さらっとした感触を中心に、やや滑らかさを加えるコンディショナー。
コンディショナーというとおり、最低限の指通り改善効果を見せるに留まる内容となっています。
配合数は多いものの、有効性を見いだせる成分は数えるほど(しかもちょびっとの量)。
この系は塗っている時にややリッチな感触で「いいのかな?」と思わせますが、
流すと大して何も残らない、という製品ですね。
それに2940円という値付けはややパフォーマンスが悪いと考えていいでしょう。
流すまでは上質ですから、軽いダメージ毛程度の方ならちょうどよいと言えます。