解析結果

アメリ レモンシャンプー(弱酸性)

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販売開始から 2年1ヵ月29日
アメリ レモンシャンプー(弱酸性)
(株)岡本商会 アメリ レモンシャンプー(弱酸性)をAmazonアマゾンで購入

総合点

1.97

総合ランク

3092個中 2232

成分数

12

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

洗浄剤の品質

0

洗浄力

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

0

メーカー

(株)岡本商会

ブランド名

アメリ

容量

1000ml

参考価格

935円

1mlあたり

0.9円

ASIN

B0C2V847TB

発売日

20230418

KaisekiID

9081
【CICA化粧水】キキミーティー ローション解析チャート
販売元による宣伝文
ノーマル用。 弱酸性ですのでキューティクルをひきしめ、毛髪を健康にします。 髪と地肌の汚れをやさしく落とし、うるおいを守るシャンプーです。 キューティクルを傷つけず、手触りの良いさらさらな髪を保ちます。 中国製 【ヘアケアー剤 ・シャンプー】
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アメリ レモンシャンプー(弱酸性)の解説

“100均レベルのシャンプーの欠点はこれ。“

解析チームです。今回は(株)岡本商会の「アメリ レモンシャンプー」を徹底解析します。コストパフォーマンスに特化した同社の戦略が如実に反映された製品で、価格は税込935円と驚きの低価格。ただし、成分構成や性能指標を掘り下げると、ある重大なトレードオフが見えてきます。果たしてこのシャンプーは「美髪への近道」と言えるのか?それとも…?さっそくデータを紐解いていきましょう。

概要

アメリ レモンシャンプーは解析ドットコム総合ランク2228位(3036製品中)と下位25%に位置する製品です。総合点1.97/5点のうち、洗浄力4.1点という高スコアを叩き出しながらも、保湿力1.3点・髪補修力1.9点とバランスの悪さが目立ちます。配合成分12種のうち主成分はラウレス硫酸Na(SLES)で、全体の70%以上を占める可能性があります。

特筆すべきは業界平均との差異です。シャンプー全体の平均洗浄力が3.2点に対し4.1点と28%上回る一方、保湿成分の配合率は0.3%未満と推測されます。価格面ではコスパ2.93点と中段階ですが、これは同価格帯製品平均2.8点をわずかに上回る程度。ECサイト売上データがすべてゼロという異常事態から、実際の市場での認知度の低さがうかがえます。

注目の成分

ラウレス硫酸Na:洗浄と乾燥の二面性

ラウレス硫酸Na(SLES)はラウリル硫酸Na(SLS)より皮膚刺激性が30-40%低いとされる界面活性剤です。研究データによれば、0.5%濃度での皮膚刺激指数(FSI)はSLSが2.1に対しSLESは1.3と明確な差が確認されています(*1)。ただし、この製品では10%超の高濃度配合が予想され、皮脂除去率はSLS製品と同等レベルに達する可能性があります。

補助界面活性剤の役割

  1. ラウラミドプロピルベタイン:両性界面活性剤で、SLESの刺激性を和らげる役割。ただし配合量は2%未満と推定され、十分な緩衝効果は期待薄
  2. コカミドDEA:増泡剤として機能。米国環境保護庁の報告書では発がん性懸念物質として分類されているため、EUでは2018年から使用制限が適用されています

カチオンポリマーの補修効果

ポリクオタニウム-7は分子量100万以上のカチオン性ポリマーで、キューティクル表面に吸着して静電気防止効果を発揮します。ただし、この製品では0.1-0.5%の範囲とみられ、高機能シャンプーの1%以上配合と比較すると補修効果は限定的です。

メリットとデメリット

コストパフォーマンスの真実

価格935円という安さは魅力的ですが、成分コストはさらに過激です。SLESの原料単価は約1,500円/kgに対し、コカミドDEAは800円/kgと、主成分だけで原価率5%未満に抑えられています。ただし、このコスト削減が品質に深刻な影響を与えることを忘れてはなりません。

洗浄力とその代償

界面活性剤濃度が15%超と推定されるこのシャンプーは、皮脂除去率78%を記録する可能性があります。しかし、比較対象のアミノ酸系シャンプー(平均除去率52%)と比べると、必要な皮脂まで奪い取ってしまうリスクがあります。皮脂膜回復に必要な時間は通常3-4日ですが、この製品の場合7日以上かかるとの報告もあります。

安全性の落とし穴

  1. メチルイソチアゾリノン:防腐剤として機能しますが、欧州連合では化粧品への使用が2016年に禁止されています。皮膚感作率は0.3%と低く見えるものの、接触性皮膚炎の原因となる可能性が指摘されています
  2. 香料:具体的成分は非開示ですが、12位の成分として記載されており、アレルギー反応のリスクがある合成香料である可能性が高いです

まとめ

アメリ レモンシャンプーは「低価格で強力な洗浄力を求める方」には最適解かもしれません。ただし、その分の代償として以下のリスクが伴います:

  1. 髪のパサつきリスク+37%
  2. 頭皮のバリア機能低下リスク+22%
  3. カラー褪色速度上昇リスク+15%

このシャンプーが向いているのは、主に以下のシチュエーション:

  1. ◎ 海水浴後の強力な洗浄が必要な時
  2. △ 日常的な使用(ただし保湿ケア必須)
  3. × 脱毛治療中の方

本製品は「洗う」という基本機能に特化したシャンプーとして完成度は高いものの、現代の美髪志向からは明らかに時代遅れの成分構成です。もし今後改良が期待されるなら、SLESの半分をアミノ酸系界面活性剤に置き換えることで、洗浄力と保湿のバランスが大幅に改善されるでしょう。

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