総合点
3.02総合ランク
350個中 113位成分数
44植物エキスの数
6コスパ
0安全性
0素材の品質
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
4注意が必要な素材
1メーカー
ラフラ・ジャパンブランド名
PROUDMEN(プラウドメン)容量
250ml参考価格
2200円1mlあたり
8.8円JANコード
4528620300561KaisekiID
7514全成分
色々と問題の多いボディソープと言えそうです。
まずは石鹸ベースであること。
そして、なぜかカチオン界面活性剤(ベヘントリモニウムクロリド)を配合していること。
石鹸ベースであるため、ラウリル硫酸ナトリウムを超える保湿因子用質量がまず懸念されます。
アルカリ性縛りがある石鹸では、肌の保湿成分をより多く溶かし出してしまうためですね。
ベタつきを感じにくいというメリットこそありますが、実際問題、それだけ潤いを。取り去ってしまっているということでもあります
加えて、重曹などの配合によりただの石鹸よりも脱脂力が高くなっていそうなのが心配です。
使用感ではそれらの異常な脱脂力を感じないでしょう。それは、不自然なまでに保湿系の成分が肌に乗っかるため。
そして、その感触改善に貢献するであろう成分の1つが ベヘントリモニウムクロリド。
このベヘントリモニウムクロリドは4級カチオン界面活性剤と言われ、コンディショナーやトリートメントなどのベースで使われる成分です。
お洗濯で例えると、柔軟剤にあたる成分ですね。
単純に、シャンプーにトリートメントを混ぜたらリンスインシャンプーになる、というわけではありません。お互いの性質を消し合い、無駄なカスを生成してしまうなどデメリットが多いので、洗濯でもシャンプーでもコンディショナーや柔軟剤は分けて使われるということです。
このプラウドメンスキンウォッシュでは、堂々と4級カチオン界面活性剤が添加されてしまっているので、無駄なカスが肌をコーティングし、予期せぬ肌トラブルを引き起こす可能性を懸念せざるを得ないでしょう。
4級カチオン界面活性剤自体に、肌にとても悪いタンパク変性作用があるので、肌荒れなどを引き起こす可能性がシャンプーと比較になりません。
また、濯げば流れていくシャンプーの界面活性剤とは違い、カチオン界面活性剤は肌や髪に吸着する性質があるため、デメリットがより長く継続するという悲しいお知らせ。
これだけを聞いても、このボディソープを使わない理由になりそうなものです。
ただでさえ、水道水にミネラル分が多い環境では石鹸カスが生じてしまうでしょうから、悪いことが二重三重に積み重なるような製品と言えてしまうわけです。
ところが、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルやジラウリン酸セラミドNS、アミノ酸、コラーゲン、ダイズステロールなどの保湿成分がなぜかトリートメントばりに配合されているため、使用感はそれほど悪く感じないというのが逆に嫌ですね。
肌の上を一時的にしっとりさせる効果は期待できるものの、実際には肌の保湿因子を奪い去ってしまっているわけですから、使えば使うほど悪影響があるのはほぼ間違いないのではないかと思います。
感触を優先しすぎているというタイプの処方ですね。
他には、ブドウつるエキスやオタネニンジン根エキス、リンゴ果実培養細胞エキスなど、美容液などでも採用される成分や、収斂作用が期待できる添加成分が見受けられます。
ただ、これらの成分による少々のメリットに比べ、石鹸やカチオン界面活性剤などから被るデメリットの方がはるかに影響力大です。
それを考えれば,男性女性に限らずこのボディソープを使うべき理由はないと考えます。
特に、香りが良いからと言ってこのようなデメリットの大きい製品を選んでしまうことは避けたいものです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。