解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
エランコジャパンブランド名
ヒノケア容量
200ml参考価格
2530円1mlあたり
12.7円JANコード
4987817113009KaisekiID
7866全成分
こちらは犬猫用のシャンプーとなります。
犬猫用のシャンプーと人用の違いは、より安全性や優しさが優先されることと、全身が体毛に覆われているので最低限のコンディショニング効果が必須とされること。
もちろん人間用もコンディショニング効果があるに越したことはないですが、単純に毛の量が全く違いますからね。
それではこちらのヒノケアデイリーケア犬猫用シャンプーを見ていきましょう。
洗浄剤は両性界面活性剤とアミノ酸系洗浄剤(ココイルメチルタウリンナトリウム)。
そこに、イミダゾリニウムベタイン型界面活性剤との併用で優れた抗菌・防カビ性を付与するPEG-1ラウリルグリコールが配合。
イミダゾリニウムベタイン型界面活性剤とは、ここではラウロアンホ酢酸ナトリウムのことです。
よって、単に洗浄力が優しいだけでなく、ちょっとした抗菌作用によって肌を健やかに保つという効果が期待されます。
補助的にココイルグルタミン酸Kというアミノ酸系洗浄剤が添加されていることもコンディショニング効果に役立つでしょう。
コンディショニング効果という意味では、セラキュートと呼ばれる(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマーが配合。
安全性が高く、弾力のある皮膜を形成しセラミドのように肌バリア効果をもたらします。
犬猫用ということで、非常にこの辺りは気が利いているなあという印象を持ちますね。
生体適合性保湿剤であるポリクオタニウム51(リピジュア)の配合も。
ちなみに、ヒノキチオールと言う抗菌作用の高い成分も配合されています。
このシャンプーの商品名ヒノケアというあたり、かなり殺菌という部分に力を入れているメーカー何でやろうと思われますね。
洗浄剤の部分ですでに抗菌作用が優れている、という話をしましたが、ヒノキチオールと言うかなり強い素材を配合することは、果たして犬猫にとってメリットとなるでしょうか。
その他の部分が非常に低刺激性にこだわって作られているため、この持続性ヒノキチオールと呼ばれる成分が少し悪目立ちしているようにも見えなくはありません。
この成分により何らかの悪影響が見られる場合は、もちろん使用を止めた方が賢明でしょう。
多くの場合は特に問題を起こすことはないと思われますが。
全体を通して、まず洗浄剤の部分のバランスはとても良いと思います。
犬猫の肌は思ってる以上にデリケートで、少しでも強い洗浄剤にはあっという間に肌荒れを起こしてしまうほど。
そういう意味では、ベビーソープ並といえるこのシャンプーの設計は許容できる範囲であると言えるでしょう。
また、脇役の素材もヒノキチオールを除けば肌のメリットが多く、また肌バリアを形成してくれるという親切な面もありますから試す価値はありそうです。
ペット用のシャンプーということで比較的その中でも割高な印象はありますが、中身もそれに応じたものである、ということが言えるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。