洗浄剤からして、ベタっと感じるレベルのしっとり系。もう、容赦なく、完膚なきまでにしっとり系です。
さらに、添えられた補助系の成分もまたどれもしっとりエモリエント系という、徹底したエモリエント、もはや開き直った処方とでもいえるレベルの内容です。
良いか悪いかといえば、ツッコミどころはいくつもあるのですが、
しっとり系の特にしっとりしたシャンプーがほしいというような目的が明確な場合には完全にフィットするシャンプーといえます。
しっとりしすぎは嫌とか、皮膚への安全性重視の場合は除外対象です。
しっとり感を強調しすぎるあまり、多少皮膚へのリスクを懸念される成分も見受けられるからです。
とはいえ、ここまでのあからさまなエモリエント処方は逆に選ぶ人にとってはわかりやすく、
かつ使用感、仕上がり、継続性もすべて含めて高いレベルでしっとり感を持続させる特徴がピタッと合う人もいるでしょう。
もちろん、相性が合うならば積極的に使うべき商品です。
細かいことは問わないので、とにかくしっとりしたい!という人には真っ先に勧めたくなる一品です。
シリル化シルク、セラミド類、18-MEA系成分や浸透促進成分、カチオン界面活性剤に馬セラミド、ヒマワリ油にシアバター、オリーブ油、ホホバ油、パセリ油、スクワランなどなどなど・・
挙げればキリがないほどエモリエント成分を並べ立て、洗浄剤ですらもっともエモリエント感を感じられる成分を1つドンと据えたシャンプー。
あまりに個性際立つ、試す価値ある尖った処方が興味深いですね。
ある人にとってはひどく気に入るタイプのシャンプーです。
というのも、強烈な半端ではないしっとり系という個性を強調しすぎなくらい強調しているという製品なのです。