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カラーの継ぎ足しシャンプー。色あせを防ぐわけではない
使用感はわりとよく、そのわりに洗浄力が高めというカラー系シャンプーながらしっかり洗えるタイプです。
良く言えばしっかり洗える、と言えますが、要するにコストが安い洗浄剤がベースになっていると言ってもいいかもしれません。
ラウレス硫酸ナトリウムなどとほぼ同格の(C12,13)パレス-3硫酸Naがベースになってますよね。
洗浄力の高さはラウレス硫酸並ですが、わりとクリーミーなタッチになるのが特徴です。
さらにシクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールの添加などで感触が特にクリーミーになるように調整されていますね。
色落ちを防止するシャンプー、という要素がないわけではないですが、洗浄剤の質を考えると、それほど色落ちを防ごうという目的があるわけではないのがわかります。
紫の色素をくっつける
シャンプーとしてはクレンジング要素の強さが特徴。ではなぜカラーシャンプーなのかというと、色素が添加されているから。
洗ったついでに、紫の色素が髪にくっつく形です。くっつく、というのは、塩基性青99、HC青2という成分の特徴からくるものです。
色素が非常に小さい粒子で浸透しやすかったり、カチオン界面活性剤のように吸着性をもたせているためくっつくというわけです。
色を補給することで色を長持ちさせる
色落ちはさせやすいけど、洗うたびに色を補給するから色が落ちにくい、というシャンプーです。
特に紫を使うような場合、髪の黄色みを打ち消したいときに使うパターンが多いですね。
この青系、紫系の色は大変落ちやすいので、こうして色落ちを防止しようとするより、色を都度補給した方が結果的に長持ちするというのは理屈として合っているかな、と思います。
洗浄力がやや強いので、その点ではカラーシャンプーとしてどうかとは思いますが、紫の色を足すためと割り切れば悪い選択肢とは言い切れません。
少なくとも使用感についてはわりとスムースなので、髪の摩擦を防ぐ程度のメリットはあります。無駄なダメージを防ぐということですね。
可もなく不可もなく、紫を足すシャンプーとして割り切る、というシャンプーです。