+ ar amino rich +アミノリッチ ヘアオイルの解析

概要

ar amino rich +アミノリッチ ヘアオイルは洗い流さないトリートメントで、髪に高級アミノ酸、クレアチン、ペリセアなどを配合。髪がまとまらない方やヘアカラーの色持ちを長持ちさせたい方、髪の指通りが気になる方、髪がパサついてヘアセットがうまくいかない方、髪や頭皮の乾燥が気になる方にオススメとのことです。また、特許取得のアルカリ除去微粒子により、ヘアカラー後のダメージを軽減し、長持ちする美しいヘアカラーを楽しめるという、何やら期待させる文言が並ぶ商品説明がなされています。

実際に内容はどのようなものとなっているでしょうか。

トリートメントのクオリティは？

まず、その品質を語る前に、洗い流さないトリートメントに必要な安全性について見ていきたいと思います。安全性がなければ、どのような成分があっても無駄となってしまいますから。

この製品の安全性については問題ないといえます。というのも、4カチ（4級カチオン界面活性剤）やその他、リスクとなるような成分を含まず、およそ問題ないであろう構成といえます。

逆に言うと、安全ではあるものの、中身についてはハテナ？と言う印象が残ってしまいました。

と言うのも、確かにアミノ酸やケラチンなどを配合した製品ではあるのですが、率直に言うと、かなり頼りない。機能性が低く、とても基本的な成分しか含まないと言う印象があります。アミノ酸やケラチン、天然保湿因子など、それら自体は確かに必要な要素ではあるものの、あまりにも地味でヘアトリートメントとしての効果はかなり低く感じられてしまう可能性が高いです。

その他の成分の詳細

この製品に含まれる主要な成分としては、前述したアミノ酸やケラチンに加え、パンテノールや植物エキスが含まれます。また、乳酸や乳化剤などの成分も含まれます。一つ一つの成分は全く機能しないわけではありませんが、地味な印象を与える成分が多いことがわかります。

どんなメリットがある？

基本的な保湿性能や髪の艶などは感じられると思います。しかし、何度も繰り返しになりますが、とても地味な作用であることは否めず、このブランドの商品に配合されていたペリセアのような成分もこの製品には含まれていません。そのため、期待感を裏切られてしまう可能性があります。この商品に4000円を支払う価値があるのか検討する必要があります。全くダメというわけではないですが、商品の魅力を高めるために改善の余地があると思います。

デメリットは？

この商品は、悪くはないということがデメリットとも言えます。4000円というプライスで、これだけ買える！というツッコミが入りそうな、何とも地味な構成になっているので、多くの人を納得させるのは難しいのではないかと感じざるを得ません。

まとめ

ar amino rich +アミノリッチ ヘアオイルは、高額でありながら極めて地味です。地味というのは悪いという意味ではありませんが、決して満足度が高いという結果にはなりそうもありません。オーソドックスすぎるヘアオイルと言えるでしょう。これが創業60年の美容室の結晶というのであれば、そうですか、という感じですが、もう少し何とかならないものかと思いますね。

このようなクオリティであれば、むしろカチオン界面活性剤でもあった方がまだ違いを感じさせると思ってしまうほどです。危険を侵さなすぎて逆につまらなくなってしまったというイメージが近いかもしれません。