解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
富士フィルムブランド名
アスタリフト容量
100ml参考価格
2750円1mlあたり
27.5円JANコード
4547410209440KaisekiID
7922全成分
富士フィルムの化粧品ブランド「アスタリフト」の洗顔フォームです。ブランド名の語源にもなっていると思われるアスタキサンチンによる抗酸化力が注目。
その他にも富士フィルムが得意な隅々まで高品質、という持ち味が見どころですね。この洗顔料はいかがなものでしょう?
残念ながら、というか、やはりというべきか。石鹸がベースとなっていますね。少ししっとり寄りの石鹸ベースに、アミノ酸系のこれまたしっとり系、ラウロイルグルタミン酸Naを添加。
石鹸というわりにはアミノ酸系に近いタッチといえますが、特徴はまんま石鹸です。つまり、肌を乾燥させるタイプのアルカリ性洗浄剤ということです。
しっとりするわりにアルカリ性であるため、肌の保湿因子を効率的に溶かし出します。洗浄力が強いというよりも、溶かし出すという機能が強いのです。
すごく良い洗顔、というイメージは石鹸ゆえにちょっと薄らいでしまいましたね。。
さて、洗浄剤は置いておいて、富士フィルムはやはりアスタキサンチン。その超大な抗酸化力はトップレベルにふさわしく、さらにトマトエキスやダマスクバラ花油の抗酸化力と香りも加わるため、意外に石鹸のデメリットを少なからずカバーしている模様。
もちろん、石鹸でなければベストでしたが。。
水分の蒸発を防ぐ効果も高く、一方で保湿因子を溶かす洗浄剤をベースとしていたり、ツンデレな一面を見せる製品といえますね。
良く言えば、石鹸のさっぱり感をうまく利用し、仕上がりはしっとりさせるという巧妙な技を使っているようにも見えます。
じっさいに、シアバターやホホバ油、脂肪酸(C10‐30)(コレステリル/ラノステリル)といった優れた保湿素材の能力も高いわけで、石鹸に乾燥されてばかりではないようです。
石鹸の利点ともいえる、洗い上がりにベタつきが残りにくいという特徴を活かし、失われがちな保湿要素をしっかり補う姿勢は評価に値するでしょう。
値段は・・安くはありません。洗顔料としては高額に感じる部類かと思います。
しかも、石鹸ですからね。石鹸の値段をご存知であれば、この製品がいかにも割高に感じられるでしょう。
ただし、添加成分にメリット感じられるのであればお値段以上というケースもあるでしょう。アスタキサンチンをはじめ、よりすぐりの美容効果を確かに体感することができそうです。
そして、しっとりしすぎない使用感の良さも注目ポイント。
石鹸というわりに、意外と悪くないと感じますね。言い換えれば、石鹸の悪い部分をカバーできているので、あえて使うのもアリといえるレベルになっていると思います。
このあたりの目立たない工夫が、富士フィルムの製品の質の良さを感じさせますね。興味深い洗顔料です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。