| 成分名 | ヘマトコッカスプルビアリス油 |
| INCI名 | HAEMATOCOCCUS PLUVIALIS OIL |
| 分子量 | 596.84 Da |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜1% |
| コメドジェニック度 | 3/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ヘマトコッカスプルビアリス油は、微細緑藻「雨生紅球藻(Haematococcus pluvialis)」を原料とする機能性天然オイルで、その最大の特徴はアスタキサンチンの豊富な含有量にある。この藻は通常は緑色だが、強光・乾燥・栄養枯渇といった過酷なストレス下に置かれると、赤橙色のカロテノイド色素=アスタキサンチンを大量蓄積して自己防衛する。いわば「藻が作り出す天然の日焼け止め兼防弾チョッキ」であり、この生存戦略の産物を化粧品に応用したのがヘマトコッカスプルビアリス油だ。
アスタキサンチンが特異な点は、その抗酸化機序の二重性にある。多くの抗酸化剤は電子を供与して活性酸素を消去するが、アスタキサンチンはさらに一重項酸素(¹O₂)という特に反応性の高い活性酸素種を「エネルギー移動」により無害化できる。この一重項酸素消去能はβ-カロテンの約40倍、ビタミンEの数百〜千倍に相当するとも報告されており、UV照射後の酸化カスケードを起点から断ち切る「源流遮断型」の抗酸化メカニズムと理解できる。
美容科学的には、アスタキサンチンがMMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)活性を抑制してコラーゲン・エラスチンの分解を防ぐこと、チロシナーゼ活性を低下させてメラニン生成を抑制すること、IL-1αやTNF-αなど炎症性サイトカインの産生を抑えることが報告されている。単一成分で抗老化・美白・抗炎症を同時にカバーできる点は多くの化粧品成分と一線を画す。また油溶性であるため、角質層の脂質成分と親和性が高く、水溶性の抗酸化成分(ビタミンCなど)が届きにくい脂質二重層内部にも到達できる。
類似成分との比較でいえば、β-カロテンは同じカロテノイドだが一重項酸素消去能は劣る。リコピンも抗酸化力は高いが光安定性に課題がある。アスタキサンチンは共役二重結合が分子両端まで延びたケトカロテノイドという特殊構造をとるため、細胞膜を貫通した配置が可能で、膜の内外両面から抗酸化作用を発揮できるという点でも独自の優位性を持つ。
注意点としては、アスタキサンチン特有の赤橙色が製品に着色する可能性があること、光・熱・酸化に対して不安定なため処方設計や保存条件に慎重さが求められること、配合濃度が低すぎると十分な抗酸化力が得られないことが挙げられる。また「宇宙食」や「スポーツ栄養」分野でも注目されており、化粧品の枠を超えたスーパー素材として研究が加速中の成分でもある。
12件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)
プロピア プログノ 136トリートメントパック製造販売元:プロピア総合点 4.15
AT アット シャンプー製造販売元:VARIE総合点 4.00
グラングレース アイクリーム 総合点 3.43
アスタリフト アドバンスドローション製造販売元:ASTALIFT総合点 3.40
アスタリフト メン (ASTALIFT MEN) モイストエマルジョン製造販売元:富士フイルム総合点 3.38
O by F(オーバイエッフェ) リッチオイル製造販売元:マッシュビューティーラボ総合点 3.17
アスタリフト メン (ASTALIFT MEN) モイストローション製造販売元:富士フイルム総合点 3.08
アスタリフト クレンジングジェル製造販売元:富士フィルム総合点 3.00
アスタリフト メン (ASTALIFT MEN) ジェリー アクアリスタ製造販売元:富士フイルム総合点 2.93
アスタリフト モイスチャーフォーム製造販売元:富士フィルム総合点 2.71
アリミノ スプリナージュ セラムスパオイル製造販売元:アリミノ(ARIMONO)総合点 2.57
アスタリフト メン (ASTALIFT MEN) モイストクリアウォッシュ製造販売元:富士フイルム総合点 2.32