画像準備中総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
全成分
一般用というより、美容室で使うシャンプーとしての方が知られているかもしれません。
サンコール・ミントベルシャンプーです。
いわゆるクール系のシャンプーの代表的なブランドの1つで、個人的にも美容師時代に扱ったことのあるシャンプーでもあります。
床屋さんや街の美容室で見かける、いわゆる冷やしシャンプーといったものもありますが、あちらはテンでだめ。市販の安物と大して変わらないレベルなのに対し、ミントベルは全く逆のサロンクオリティ。
アミノ酸系洗浄剤と、最高級ペプチド系洗浄剤で構成されているため数あるシャンプーの中でも優秀な部類といえます。
肌に優しいのはもちろん、過度にしっとりしすぎず、すすぎ性が良いためさっぱりと仕上がります。さらに、ペプチド系洗浄剤のミックスによりトリートメントレベルのヘアケア効果も髪に残す優秀っぷり。
洗浄剤の質の高さだけでも、買う価値がある(しかもコスパ優秀な)のです。
配合量の多いメントールによって、当然清涼感がとてもすばらしいことになります。ただ、それだけではなくスカルプケア能も優秀。柿タンニンの防臭・収斂作用、センブリの育毛、プラセンタの整肌作用にユーカリの殺菌効果、そしてメントール自体の血行促進作用なども相まって、育毛効果にも寄与する能力をもったシャンプーということがいえるのです。
良いことずくめのようなシャンプーに思いますが、若干弱い部分というのはあるのでしょうか。
まず、アミノ酸系ベースということで心配になるのが、泡立ちの心もとなさ。そこに関しては、そもそもアミノ酸系の中では比較的起泡性が高い洗浄剤がチョイスされていることや、セテアレス-60ミリスチルグリコールが増粘作用をもたらすことで一定程度カバーできている様子です。
また、メントールの強いクール感が刺激に感じられる場合もありますが、そもそもクール感を求めて買われる、使われる方がほとんどだと思いますので、それほど問題が生じるケースは少ないのかなと思います。欲を言えば、クール素材の組み合わせで刺激を抑えられる手法もあるのですが、そこまでには至っていないようです。過剰な機能性をもたせるより、コスト減を優先させた作りと言い換えてもよいでしょう。それが良い悪いではなく、このシャンプーはスタンダードな作りであり、しかし素材が素晴らしいということです。
ミント系のシャンプーでは、おすすめの筆頭に上がる商品の一つと言って疑いの余地はないでしょう。
もはや美容師さんの間ではあまりにも有名かと思いますが、一般の方にとっても暑い季節をこのシャンプーで乗り切るというのは日本の環境にも合った戦略になるのではと考えます。
その充実した清涼感によって快適に過ごすことができますし、空調の使用がある程度減るくらいの影響力を持てるかもしれませんね。
人によってはこのシャンプーで全身を洗う、全身クール化も全然試してみて良いと思います。夏には最高の使い方ですよね。もちろん、刺激に弱い人、傷口や粘膜への使用は控えるようにしてください。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。