解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
マックス石鹸ブランド名
柿のさち容量
400ml参考価格
1705円1mlあたり
4.3円JANコード
4902895042119ASIN
B09WRGLGRB発売日
20220329KaisekiID
10736全成分
解析チームです。 本日は、マックス石鹸が誇る女性用ボディソープ、「柿のさち 薬用デオドラントパールボディソープ」を徹底解析。老舗ならではの“石けん魂”が詰まったこの一品、気になる体臭や加齢臭に向き合う女性たちの救世主になるのでしょうか?注目すべきは、創業明治38年の製造ノウハウと、T7(7種のタンニン)を核とした攻めの処方設計。あの「柿渋パワー」を本気で女性向けに振った、ある意味チャレンジングな試みに、解析屋としての血が騒ぎます。
「柿のさち 女性向け 薬用デオドラントパールボディソープ」は、加齢臭・体臭・汗臭対策に焦点を当てたボディソープで、総合順位は88位/410製品中。
注目すべきは「安全性(3.6点)」「スカルプケア力(3.4点)」「素材レベル(3.3点)」と、洗浄剤としての安心感とバランスの良さ。一方で、「エイジングケア力(2.6点)」や「髪補修力(2.5点)」は控えめで、ボディケア特化型という立ち位置が明確です。
業界平均(中央値)と比較しても、香りの評価や洗い上がりに関するレビュー(口コミ評価4.2点)は高く、女性特化×デオドラント×泡質という3軸を丁寧に作り込んでいる点が特徴。価格は1,705円/400ml、1mlあたり約4.26円と、デオドラント系ではコスパ◎といえます。
また、成分数は44種類と平均的ながら、15種のアミノ酸や7種類のタンニンを巧みに配合。特に毛穴へのアプローチや、清涼感のある香調設計が「使って実感がある」と評価されやすい設計です。
言わずと知れた柿渋エース成分。タンニン系ポリフェノールで、消臭率は最大99.0%というデータも存在します(※自社調査)。抗酸化作用に優れ、加齢臭や皮脂臭の原因物質であるノネナールやアンモニアの分解を助けることが報告されています(Sato et al., J. Cosmet. Sci. 2012)。
加えて、収れん作用(毛穴の引き締め)が非常に強く、美容効果としての“見た目清潔感UP”も期待できます。緑茶や紅茶タンニンとの併用で相乗効果を示す点も見逃せません。
界面活性剤の中でも肌に優しい設計で知られるスルホコハク酸系。洗浄力と低刺激性のバランスが良く、ベビー用製品にも使われるほど安全域が広いのが特徴です。石けん成分とのバランスをとることで、さっぱりしながらもつっぱらない洗い心地に貢献。
厚生労働省が認可する医薬部外品向けの殺菌成分。黄色ブドウ球菌やコリネバクテリウム属など、体臭の原因菌に対し高い殺菌力を示します。香りでごまかさない、本質的なデオドラント処方の要。
天然保湿因子(NMF)に近い構成で、洗い上がりのつっぱり感を抑制。石けん主体の処方でありがちな「乾燥」を軽減し、敏感肌の方にも使いやすいよう工夫されています。特にL-アルギニンやセリンは保湿バリア再構築に寄与します。
最大の魅力は、香りに頼らず菌に直接アプローチする本格派の消臭力。イソプロピルメチルフェノール×柿タンニン×紅茶・緑茶エキスという三位一体のアプローチで、匂いの根源から断ち切る。香りでごまかさない処方は、現代女性の「汗臭・皮脂臭・ストレス臭」対策にぴったりです。
一方、石けんベース処方であるがゆえに、肌質によっては乾燥を感じやすい可能性も。アミノ酸の配合で保湿ケアは意識されていますが、セラミドやヒアルロン酸といった高保湿成分は含まれていません。
また、口コミ評価点(4.2点)は高めながらも、「エイジングケア」「保湿特化」とはやや距離がある処方。清潔感と爽快感を重視したい層には刺さるが、「潤い重視」派には物足りなさがあるかもしれません。
とはいえ、泡立ち・泡質の滑らかさはマックス石鹸の長年の技術の賜物。自社製造による均一な泡密度や洗浄感は、競合品(例えばデ・オウやビオレZなど)と比較しても質が高く、「毎日使っても飽きない安定感」があります。
柿のさち 女性向け 薬用デオドラントパールボディソープは、「香りじゃなく根本から臭いを断ちたい」派にとってのベストパートナー。
柿タンニン×殺菌剤×植物エキスの黄金比で、毛穴から清潔感を演出する仕様は、まさに“汗と皮脂と戦う女子”のための処方。乾燥が気になる方は保湿ケアの併用が推奨ですが、ニオイと毛穴に全振りした戦闘特化型ボディソープと見れば、その価値は非常に高い。
また、余談ですが、柿タンニンを用いたデオドラントは元々、僧侶や登山家など汗をかきやすい職業の間で古くから使われていた歴史があり、伝統と科学の融合ともいえる設計です。
「朝起きたら肌がスッキリしてる気がする」「汗かいても変なニオイがしない」といった実感レビューも多数。感覚に残る洗い心地を求める人には間違いなく響く処方です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。