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ライトなコンディショナー。
ベースのオクチルドデカノールは薄被膜、ステアリルアルコール、セタノール、ベヘントリモニウムクロリドあたりで基本的にはさらっとした感触の設計です。
ややこの製品でユニークである点は、次の植物油群でしょう。
アルガンオイル(抗酸化・エモリエント)、アーモンド(エモリエント)、ザクロ(エストロゲン活性、γリノレン酸含有)、マカデミアナッツ(皮脂類似組成で馴染み良)、ヤシ油(さらっとした)、ククイナッツ(さらっと)というオイルが配合され、
製品にコクを与えています。
その他には、微量のクオタニウム-18、クオタニウム-33、コレステロール、シリコーン、抗炎症エキスといった成分で構成。全体としては、
売りであるオイル群は多少使用感にしっとりとしたコクを与えますが、インパクトもコンディショニング効果の高さという面でも高いとは言えません。
オイルが乗っかる、わずかに染みこんでエモリエント感は与えますが、一般的なトリートメントに比べれば平凡なレベル。持続性も薄く、トリートメントとしては機能しているとは言い切れないレベル。
「CMC」「18-MEA」配合というのも、例えばクオタニウム-33がそれにあたると思いますが、18-MEAのようなキューティクルを接着するセメントのような効果の代わりを再現できるレベルとはいえず、
カチオン界面活性剤らしいコンディショニング効果というレベルを出ません。
つまり、並のコンディショナーと言っても差し支えないレベルと申し上げます。
ひどくはないのですが、褒め称えるようなトリートメントではありません。