解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
(株)ビューティゲートブランド名
メタフォルカルラヴ容量
80ml参考価格
1980円1mlあたり
24.8円JANコード
4560440415407KaisekiID
7848全成分
かなり多くの成分が配合されているヘアミストです。
ただ、注目して見るべき点は多くありません。
洗い流さないヘアミストだからこそ、要点は必然的に絞られます。
このヘアミストで最も注目すべき点は、何が主役となっているのか。
主役の良し悪しが、極めて大きな、そしてシンプルに選択肢に入れるべきかの判断の手助けになってくれます。
この製品の主役、それは4級カチオン界面活性剤です。
具体的には、セトリモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリドといった面々。
なぜこれらが主役かといえば、存在感があまりにも大きすぎるから。
トリートメントやコンディショナーのペースによく配合される4級カチオン界面活性剤、その役割は髪のダメージ部に選択的に吸着し、ヘアケアの土台を作ること。
これがなくてはコンディショニング効果を構築することが難しいといえるくらい重要な成分です。
ただ、同時に副作用もとても無視できないレベルです。
肌に対して、洗浄剤よりもはるかに強いタンパク変性作用、ならびに脱毛作用などを強く引き起こす成分でもあるので、髪には有効な一方、頭皮には非常に有害という二面性を持ちます。
そのため、カチオン界面活性剤は洗い流して使うことでメリットの部分だけをうまく残すことができる使い方が可能となります。
ところがどうでしょう、この製品では洗い流さないのに多くのカチオン界面活性剤が配合されています。
アウトバストリートメントに入れる理由としては瞬く間に髪の滑りが良くなるから、という分かりやすい効果が特徴なので、どうしても使いたくなってしまう気持ちは分かります。
ただ、安全性を著しく損なってしまうという事実を作り手がどう受け止めているか、ここが問われるのです。
かなり危ないリスクを伴うこちらのヘアミスト。
それと引き換えに得られるメリットとしては、多少のツヤ感だったり、植物エキスの香りだったり、コンディショナー的な滑り感だったりといったところです。
この程度のものであれば、普通のトリートメントでも十分に役割を果たせるレベルですので、あえてリスクを冒してこのヘアミストを使う、という必要性を私は感じていません。
もし使うべきか使わないですかと聞かれたら、即答でやめておいたほうがいいと助言することでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。