解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
I-neブランド名
BOTANIST(ボタニスト)容量
490ml参考価格
1100円1mlあたり
2.2円JANコード
4582521687923ASIN
B0D1VLTCBT発売日
20240522KaisekiID
9968全成分
「夏を制する者は、ボディケアを制する」。今日は、BOTANISTの新作ボディソープ、クリアクレンズ アイスピーチティーの解析結果をお届けします。解析チームです。
皆さん、夏のボディケアって何を重視していますか?さっぱり感?爽快感?それとも保湿?BOTANISTが放つこの新作は、まさに夏のボディケアの常識を覆すかもしれない製品なんです。
BOTANISTといえば、植物由来成分にこだわったスキンケアブランドとして知られていますよね。その名の通り、ボタニカル(植物)の力を最大限に活かした製品を展開しています。今回の新作も例外ではありません。しかし、その中身は単なる植物エキスの寄せ集めではないんです。
さて、このアイスピーチティーの香りのボディソープ、一体どんな特徴を持っているのでしょうか?そして、本当に夏のボディケアに革命を起こせるのか?早速、深掘りしていきましょう。
解析結果によると、このBOTANIST ボディーソープ クリアクレンズ アイスピーチティーの総合順位は363個中230位という結果でした。正直なところ、これはあまり芳しい順位とは言えません。
総合点は5点満点中1.93点と、平均を下回る評価となっています。これは、一見するとかなり厳しい評価に見えますね。しかし、ここで注目すべきは個別の評価項目です。
まず、保湿力が5点満点中3.1点と比較的高い評価を得ています。ボディソープとしては珍しく、洗浄後も肌の潤いを保つ効果が期待できそうです。
一方で、素材のレベルは-0.4点と驚くほど低い評価です。これは主に石鹸ベースの洗浄成分が使用されていることが原因と考えられます。石鹸は肌のバリア機能を損なう可能性があるため、このような評価になったのでしょう。
使用感は2.9点と平均的な評価です。アイスピーチティーの香りと清涼感が好評なようですが、人によっては刺激を感じる可能性もあります。
コスパは2点とやや低めです。1100円で490mlという容量は決して悪くありませんが、成分の質や効果を考慮すると、やや割高感があるようです。
この商品の特徴は、植物由来成分の豊富さにあります。
ツボクサエキスは、WHO(世界保健機構)が「21世紀の脅威的薬草」と呼ぶほどの注目成分です。コラーゲン生成促進、肌のターンオーバー促進など、多岐にわたる効果が期待されています。2012年の研究では、ツボクサエキスが皮膚の創傷治癒を促進し、コラーゲン合成を増加させることが示されています[1]。
メントールは、清涼感を与える成分として知られていますが、実はそれだけではありません。2013年の研究によると、メントールには抗炎症作用があり、皮膚の炎症を軽減する効果が確認されています[2]。夏の肌トラブルに対して有効かもしれません。
ヨモギ葉エキスは、古くから薬用植物として利用されてきました。2015年の研究では、ヨモギ葉エキスに含まれるポリフェノールが強力な抗酸化作用を持ち、肌の老化を防ぐ可能性が示唆されています[3]。
これらの成分が一つの製品に配合されているのは、確かに魅力的です。しかし、その効果を最大限に引き出せているかどうかは疑問が残ります。
では、このボディソープのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
メリットの筆頭は、豊富な植物由来成分です。ツボクサエキス、ヨモギ葉エキス、モモ葉エキスなど、肌に良いとされる成分が多く含まれています。これらの成分は、肌の保湿や保護に役立つ可能性があります。
また、アイスピーチティーの香りも大きな魅力です。夏らしい爽やかな香りは、使用時の気分を高めてくれるでしょう。さらに、メントールによる清涼感も、暑い季節には嬉しい特徴です。
しかし、デメリットも無視できません。最大の問題は、石鹸ベースの洗浄成分を使用していることです。石鹸は確かに洗浄力は高いのですが、肌のバリア機能を損なう可能性があります。2018年の研究では、石鹸の使用が皮膚のpHを上昇させ、バリア機能を低下させる可能性が指摘されています[4]。
また、メントールの刺激も気になるポイントです。敏感肌の方や、冷感刺激に弱い方には不向きかもしれません。
さらに、保湿力は比較的高いとはいえ、乾燥肌の方には物足りない可能性があります。石鹸ベースの洗浄成分が肌の潤いを奪ってしまう可能性があるからです。
ここで豆知識をひとつ。皆さん、「ボディソープ」と「ボディウォッシュ」の違いをご存知ですか?一般的に、ボディソープは石鹸ベース、ボディウォッシュは合成界面活性剤ベースを指します。この製品は「ボディソープ」と名付けられていますが、実際に石鹸ベースなんです。これは、「自然」「植物由来」というイメージを強調するためかもしれません。しかし、必ずしも「自然=肌に優しい」とは限らないのです。
さて、みなさん、いかがでしたか?このBOTANIST ボディーソープ クリアクレンズ アイスピーチティー、実に興味深い製品ですね。まるで「ジキル博士とハイド氏」のような二面性を持っているようです。
一方では、ツボクサエキスやヨモギ葉エキスなど、肌に優しい植物由来成分を豊富に含んでいます。これらの成分は、まるで「優しい博士」のように肌を労わり、保護してくれそうです。さらに、アイスピーチティーの香りとメントールの清涼感は、まさに夏にぴったりの「癒し」を提供してくれるでしょう。
しかし他方で、石鹸ベースの洗浄成分は「狂暴なハイド氏」のように肌のバリア機能を脅かす可能性があります。これは特に、乾燥肌や敏感肌の方にとっては大きな懸念事項となるでしょう。
では、この製品をどう活用すべきでしょうか?
まず、皮脂の分泌が多い方や、夏の汗やベタつきが気になる方にとっては、この製品は魅力的な選択肢となるかもしれません。さっぱりとした洗い上がりと、爽やかな香りは、夏のボディケアにピッタリです。
一方、乾燥肌や敏感肌の方は、使用を控えめにするか、別の製品を検討した方が良いかもしれません。もし使用する場合は、洗顔後の保湿ケアを十分に行うことが重要です。
また、この製品を朝のシャワー時に使用するのも良いアイデアです。メントールの清涼感と爽やかな香りで、一日のスタートを気持ちよく切ることができるでしょう。
結局のところ、このBOTANIST ボディーソープは、「夏を制する」製品と呼べるでしょうか?答えは、「場合によっては」です。皮脂分泌が多く、さっぱりとした使用感を求める方にとっては、まさに夏の救世主となるかもしれません。しかし、全ての人に適しているわけではありません。
スキンケアは、結局のところ自分の肌と対話する過程です。この製品が自分の肌に合うかどうか、慎重に見極めることが大切です。そして、たとえこの製品が自分に合わなかったとしても、それは決して失敗ではありません。むしろ、自分の肌についての理解を深める良い機会となるはずです。
最後に、BOTANISTの挑戦的な姿勢には拍手を送りたいと思います。植物由来成分へのこだわりを持ちつつ、夏らしい爽快感も取り入れた、この製品作りの姿勢は評価に値します。今後、石鹸ベースから、より肌に優しい洗浄成分への変更など、さらなる改良が行われることを期待しています。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。