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とても穏やかな作用を与える、肌にも少しやさしいエモリエントなコンディショナー。
ベースはホホバ、メインは18-MEA誘導体であるイソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート。
主にキューティクルに作用して指通り、保湿性を高める接着剤のような役割を果たします。
その他の成分は肌の抗酸化作用や、香りの成分が中心となり、メインの髪への効用は上記2つに収斂されるとみていいでしょう。
商品の質よりもブログでの紹介(という名の戦略的マーケティングといったほうが正しいでしょうか)の多さに目を奪われる面もありますが、
1つのトリートメントとして見た場合、マイルドで質が必ずしも悪いとは言いませんが効果は低い。
トリートメントにおおよそ求めるであろう改善効果を一般的な製品よりも多くは持ち合わせていないのが特徴です。
それは、肌へのマイルドさや、そういったオーガニックなイメージ戦略によるものと思われますが、
単に「よく効くトリートメント」を求めるならば選択肢から省くべき一品でしょう。
最もこの製品が重視しているのは、シリコンやイメージの悪いものを使っていないですよという点であり、
トリートメントとしてどれだけ能力が高いかは、おそらく二の次としてるのでしょう。
それ自体、特に問題があるわけではありませんが、単にコンディショニング効果はどうかという点で言えば高くはないとなります。
そして、別に肌にとてもマイルドというわけでもないのもポイントです。
イメージ的には頭皮にもよい、としたいところでしょうが、実際頭皮につけてそのままにしたらある意味で毒性があります。
そういったことを総合的にみると、あらゆる意味で中途半端な印象という結論に集約されていきます。