解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
三宝ブランド名
テンスター容量
140ml参考価格
1870円1mlあたり
13.4円JANコード
4901646144836KaisekiID
7877全成分
商品名のとおり、ヘナエキスを配合したヘアミルクです。
コーティング力がある意味で強いヘナエキスと、セラキュート、18-MEA系成分、ヒアロヴェールなどで髪を分厚く保護します。
この商品のメーカーは株式会社三宝。
白髪染めや脱毛剤を主に取り扱っている会社のようですね。
創業は1939年(昭和14年)ですから、相当な老舗感もあります。
ヘナエキスだけでもコーティングという意味では力強い効果を得られます。
ただ、ある意味で張り付きすぎる皮膜という印象もあるため、そのクセのあるコーティングに戸惑うケースもあるでしょう。
セラキュートやセテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク、ジヒドロキシプロピルアルギニンHClなどの潤滑性の向上はかなり期待できますが、このあとカラーやパーマをする上では障害になる可能性も考えられますね。
さらに、これが痛いところですがベヘントリモニウムメトサルフェートという4級カチオン界面活性剤が配合されています。
洗い流さない製品においては、4級カチオン界面活性剤は毒となりえるため、とても推奨できる状態とはいえないですね。
これ、手っ取り早いすべすべ感を得るために配合されているのであって、安全面はなおざりになっている、と捉えても仕方ない手法といえるのです。
ヘナカラーを自分でやったことがある人はあまりいないと思いますが、結構クセのある仕上がりになるんです。
カチっとした、ゴワっとしたような、明らかに髪になにかが張り付いているような感触に変わるんですが、ヘナカラーのあとには普通のカラーリングが正常に入りにくいんですね。
そういう不便さというのも同時にあるんだ、ということをここでは知っておいてください。
前述した4級カチオン界面活性剤のデメリットもあり、安全面、快適性で少し落ちるのかな、と思います。
ただ、ボリュームアップという紹介の部分は間違いなく表現されるでしょう。
ヘナの効果はまさにハリとコシ(のようなもの)を感じさせるには十分すぎるからです。
自然な髪のノーダメージ状態、バージン毛を再現するのが理想とするならば、この製品の仕上がりは微妙となる可能性が高いです。
ちょっと偽物感が強く、良い素材も多い中でクセが強めだから。
セラキュートなど質の良いボリュームアップ成分もあるので、決して低品質とは言いませんが、クセは強いかと思います。
ボリュームアップ、キューティクル補修によるツヤといった面ではかなりはっきり改善を感じられるので、そこを求めるならば満足度が高そうです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。