解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
アン・シャーリーブランド名
アン・シャーリー容量
300ml参考価格
6600円1mlあたり
22円ASIN
B0C14GLX1F発売日
20230329KaisekiID
9043全成分
美容室「ANNE SHARLY(アンシャーリー)」が開発したanne'sシャンプー(T)は、ブリーチなどでダメージを受けた髪に栄養分を補給し、サラサラにするシャンプーです。
ブリーチ毛対策として使われるシャンプーは通常のそれとは役割がかなり変わってくるので、中身はユニークなものになっているのではないでしょうか。早速見ていきましょう。
ベースはラウラミドプロピルベタイン、ラウレス-6酢酸Na。酸性石鹸と両性界面活性剤で、予想通りコンディショニング効果が高いタイプを選んできましたね。そして、リシノレアミドプロピルジメチルアミンがカチオン界面活性剤ですが、これは珍しくパーム油由来の植物系マイルドカチオンといってもいいような特殊な素材ですね。
ブリーチ毛に滑らかさを与えるのはもちろんとして、生分解性にもこだわった人にも環境にも優しいコンディショニング成分です。その分、ヘアケア機能はわりと穏やかなものにはなるかと思います。
基本的にベースの、前述の3点の成分を除いてはベタインやポリクオタニウム-22といった添加成分にとどまる、といった作りで、実にシンプルです。
ブリーチ毛対策、ということで補修成分てんこ盛り、というパターンを予想していたので、これはちょっと意外ですね。
ソフトな洗浄剤とカチオン界面活性剤によって、ダメージ毛になるべく負荷をかけないような洗い心地が実現されているでしょう。かといって洗浄力が低すぎるでもない、絶妙な感じが洗浄剤の部分からは垣間見れます。
補修成分が、カチオン界面活性剤があるにせよやや物足りなく思えます。
いくら洗浄剤がソフトであっても、問題となるのはリペア機能の乏しさとなる気がしますね。髪の絡み、といった問題は解消しきれないのではないかという懸念があります。
そして、6000円ですよ。この価格を良しとできるかどうか、あまりにコスパが微妙、という感想が聞かれてもこれは否定しきれない部分があります。
anne'sシャンプー(T)は、高額すぎるブリーチ毛用シャンプーです。その価格に見合った高級素材があるわけでもなく、シンプルすぎてブリーチ毛をカバーしきれない印象があります。ブリーチ毛に限らず、ダメージヘアのシャンプーとしてもやや物足りなさを感じるのでは、というレベルかもしれません。
洗浄剤自体は滑らかさを感じることができるので、ストレスこそそれほどなさそうですが、仕上がりが問題ですね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。