解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
タルゴ ジャポン株式会社ブランド名
ラ・メール容量
400ml参考価格
3300円1mlあたり
8.3円KaisekiID
7951全成分
ホテルのアメニティから生まれたブランド、らしいラ・メール。
そんなシャンプーのクオリティとは一体どのようなものでしょう?
端的に表すならば、一回の使用に限った好感度の高さにこだわっている。
決して、ハイパーな品質ではない。むしろ、市販の中でも劣るような品質だが、泡立ちや指通りは一回限りなら良好に感じられそう。言い換えるなら、万人受け。毎日使ってたらとてもじゃないけど堪えられない。ただ、一回なら万人受け。
なぜそのようなことになるのでしょう。
万人受けの秘密は、くっきり洗えて、それなりにすべすべ仕上げだということ。一回ならば。
オレフィンスルホン酸Naの強い洗浄力・泡立ちをベースに、アモジメチコンというクセのある皮膜剤がかぶさること。これがラ・メールの特徴です。つまりは、とてもチープな作り・・と言ったら怒られそうですが、本当にそうです。
オレフィンスルホン酸Naはラウレス硫酸Naとほぼ変わらない脱脂力の強さ。そしてアモジメチコンは、なんといっても蓄積しやすいこと。使うほどに蓄積したコーティングの上にまたコーティングがかぶさることで、いびつでツヤ感と感触の悪い仕上がりになっていきます。
これでは、とても良い製品とは言えないのがわかりますね。
ところが、ホテルで、ある日一日だけ使う、という場合には、これらの欠点を体感する前に使用を終了するケースが多いため、メリットの印象だけが残るというわけです。
シャンプーとしては、とてもお勧めできるレベルのものではありません。それこそ市販の誰でも知っているブランドの方がクオリティが高かったりします。
しかし、ホテルで一度限り使うだけ、というケースでは特に問題を感じることも少ないでしょう。
ビルドアップや洗浄力の問題も、一度限りの使用であるならばたいした問題にはなりません。そういう意味では、確かに高評価を得る可能性はあると言えます。
このシャンプーを3000円以上の支払いをして購入することは全くお勧めしませんが、ホテルに置いてあってたまたま使う程度であれば悪くありません。という程度のシャンプーだと認識しておくべきでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。