解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
Clue(クルー)ブランド名
SOWASOWA(ソワソワ)容量
500ml参考価格
1650円1mlあたり
3.3円JANコード
4589409131271KaisekiID
7532全成分
SOWASOWAのトリートメントは、まずベースにカチオン界面活性剤を含んでいないのが特徴。
これはすなわち、肌への安全性の高さを率直に示しているものです。
と同時に、髪の毛のダメージをカバーする能力が低いことも意味しています。
当然、そこらへんは様々な添加成分でカバーしようとしているのですが、結局のところカチオン界面活性剤を複数添加しているので、安全なのか危険なのかよくわからない結果に。
全成分の前半の方は、ほとんどが頭皮向けのケア成分と言ってもいいぐらい。
植物エキスを中心に、抗炎症作用抗酸化作用血行促進作用などを期待される成分を多く配合しています。
これだけ見るとトニック剤のようで、いかにも頭皮から塗り広げてメリットを享受したくなる内容です。
ただ、前述したように後半には比較的強力なカチオン界面活性剤が複数含まれているので、配合量こそ多くはないものの頭皮に直接塗るのは少し気が引けるのは確かです。=
何しろ,4級カチオン界面活性剤は脱毛剤の主剤として機能する成分ですから、内容によっては招かれざる副作用を被る危険性があるのです。
植物エキスの効能炎症作用などを期待している場合ではないということですね。
カチオン界面活性剤が極めて中途半端に配合されていて、メインは頭皮ケア成分、そして微量の添加成分としてシクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール,(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー、γ-ドコサラクトンなどが髪のケアを担います。
ただこれではトリートメントと言うにはいかにも力不足。
根本的にダメージをカバーする能力がとても低いため,その上に乗る要素も持続性や即効性を期待できず、残念ながら極めて中途半端な仕上がりが予想されます。
中途半端に肌にやさしい処方を組んだトリートメントあるあるで、全てが物足りなくなってしまう典型例です。
この方向性で作るのであれば、やはり中途半端に危険性を残さず頭皮に塗ることを主眼において安全性を極めるべきだったと思います。
それでこそスキンケア成分が活きてくるわけですから。
安全性を高めても,他にヘアケア効果を高める手段はいくらでもあるわけです。
もちろん、このコストパフォーマンスで実現しなきゃいけないというハードルはありますが、少し残念に思える仕上がりであることには変わりありません。
是非,そこら辺の改善の余地に踏み込んでリニューアルを期待したいところです。
作り方によっては、髪のうねりを強力にケアしながら、頭皮環境を劇的に改善する,といった製品に変身できなくもありません。
今後に期待したいところ。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。