成分の名前だけ見れば、相当にオールラウンドで使いごたえのあるシャンプーに見えます。
セラミドや羽毛ケラチン、吸着性向上のケラチン、浸透性あり、コーティングあり、18-MEA系ツヤ感あり、カチオン界面活性剤ありと、
食物なら胸焼けしそうなほど豪華な成分群です。
しかし、(言うまでもないかもしれませんが)これほどの数の成分を混ぜているということは、極めて1つ1つの成分濃度は薄いと見るのが自然ですね。
松茸入りのご飯ですよ、と言っても、松茸が爪の先ほどしか入っていなかったら満足度は非常に低いものとなるように、
ある成分が入っている、といっても、濃度が十分に高くなければ存在価値が見いだせません。
お寿司のワサビのように、ほんの少しでも存在感・効果ばっちり、という成分も中にはありますが、この製品に関してはあまり見当たりません。
また、中間的な要素を除いて骨組みの部分だけで見ると、大して質の高くない洗浄剤と、リスキーなコンディショニング成分であるカチオン界面活性剤などでできていると見ることもできますので、
あまりオススメといえるようなシャンプーではないようです。
良い成分が多い。コンディショニングで泡立ちしっかり、補強効果もある?
反面、やはり成分数が多すぎ。