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前バージョンからやや進化させているコンディショナー。
3級カチオンであるステアラミド〜から、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリルジメチルアミンオキシドといったアミドアミン系へのシフト。
柔軟性を4級カチオン同等に保ちながら、保湿性や指通りのサラサラ感を増している配合。
その他の変更は、ペリセアの採用で皮膜、補強といった狙い、
保湿成分トリペプチドF、同じく保湿のコレステロール、コラーゲン、低アレルギー性コラーゲン、ダイズ由来リン脂質、アルギニン誘導体といった面々。
頭皮に塗ることも想定してか、豆乳発酵液の女性ホルモン様作用による育毛効果、ビタミンEの抗酸化作用、頭皮環境改善系エキスなどを配合。
そして、ピロクトンオラミンは主に真菌を中心とした殺菌剤。
基本的に脂漏性皮膚炎の方向けに用いるべき成分であるが、
このコンディショナーの、良い特徴だったマイルド感のあるそこそこ仕事をするコンディショニング効果を、ある意味忘れさせてしまうほど目につく。
例えば、必要の無い人が水虫薬を使っても得られるものは副作用だけでしょう。
わざわざ、リンスを頭皮に塗って、しかも殺菌薬を配合しているものですよ?
あなたの頭は、そこまでして殺菌したいほどに真菌に侵されているでしょうか。
まず、そこから考えるべき。
この製品は頻繁にバージョンアップするなりのことはあって、よく考えている部分も見受けられますが、
どうも欲張りすぎというか、それ、いる?という突っ込みを入れたくなる部分がどうしても残ってしまう。
結局は、髪に対しても頭皮に対しても一級品とはいえない結果になっている。