Ingredient Analysis

ココアルキル硫酸Na

アニオン界面活性剤 11件の商品に配合 ID: 24527
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-35

安全性
+0

素材の品質
-25

使用感
基本情報
成分名ココアルキル硫酸Na
慣用名・別名ナトリウムヤシアルキル硫酸塩、SCS
INCI名Sodium Coco-Sulfate
分子量平均336 Da(C12-C18混合物)
由来植物性
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域4.0〜7.0
EWGスコア7/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -35
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -25
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -25
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ由来脂肪アルコールの硫酸エステルナトリウム塩(アニオン界面活性剤)。ラウリル硫酸Na(SLS)と同系統の硫酸系洗浄剤で、炭素鎖C12〜C18の混合物。強力な脱脂・洗浄力を持つが、分子量が小さく皮膚への浸透性・残留性が高い。タンパク変性作用により頭皮・皮膚バリアを損傷しやすく、敏感肌には明確な刺激リスク。SLSより若干低刺激とされるが、本質的に同等の問題を抱える旧来型洗浄剤。

ココアルキル硫酸Naの解析

ココアルキル硫酸Na(INCI名:Sodium Coco-Sulfate)は、ヤシ油由来の脂肪アルコール混合物を硫酸エステル化したアニオン界面活性剤。炭素鎖はC12(ラウリル)を中心にC14・C16・C18を含む混合組成であり、これが「ラウリル硫酸Na(SLS)の単一鎖品」に対し「混合鎖品」という点での違いとなる。しかし作用機序はほぼ同一であり、硫酸エステル型特有の強い陰イオン電荷が皮脂・汚れを効率よく除去する一方、皮膚タンパクへの結合性も高い。

洗浄力という面では優秀の一言に尽きる。しかし「洗いすぎる」ことが最大の問題点だ。皮膚のバリア機能を担う角質細胞間脂質(セラミドなど)まで脱脂してしまい、繰り返し使用でバリア機能の低下・経皮水分喪失(TEWL)増大を招く。食器用洗剤の洗浄剤としては理想的だが、皮膚や頭皮に日常的に使うには過剰すぎる洗浄力と言える。

SLSとの比較で語られることが多く、「ラウリル硫酸Naより低刺激」という表現が見られる。確かに混合鎖であることで浸透性がやや抑えられる面はあるが、分子サイズの小ささと残留性の高さは本質的に変わらず、敏感肌・乾燥肌・アトピー素因のある方にとってはリスクを過小評価してはならない。近年では市販シャンプーでも主洗浄剤としての採用が激減しており、より低刺激なラウレス硫酸Na(SLES)やアミノ酸系洗浄剤への置き換えが進んでいる。

「天然由来・ヤシ油由来」という表記で消費者に誤解を与えやすい成分でもある。由来が植物性であっても、合成プロセスで硫酸エステル化された洗浄剤であり、天然イコール低刺激ではない典型例。成分表の上位にこの成分が記載されている製品は、頭皮トラブルや乾燥のある方は使用を慎重に検討すべき。

相性の良い成分

増粘剤 キレート剤

相性の悪い成分・混合注意

カチオン界面活性剤 高級アルコール類

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