| 成分名 | ミリスチン酸PPG-3べンジルエーテル |
| 慣用名・別名 | PPG-3ベンジルエーテルミリスチン酸エステル |
| INCI名 | PPG-3 Benzyl Ether Myristate |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテルは、ベンジルアルコール(芳香族アルコール)をプロポキシル化(PPG-3化)し、ミリスチン酸とエステル結合させた合成油性成分です。石油由来の合成ポリマーであり、主にエモリエント剤・皮膜形成剤として化粧品・ヘアケア製品に配合されます。
最大の特徴はシリコーン代替成分として機能できる点にあります。ジメチコンなどのシリコーンと類似した皮膜形成作用を持ちながら、べたつきが少なくサラッとした手触りを実現します。髪の表面に薄いコーティング膜を形成することで、摩擦を低減しダメージを防ぐとともに、屈折率が高いためツヤ・光沢付与効果に優れます。
保湿効果としては、皮膜により水分の蒸散を抑える効果があり、しっとりとした感触を持続させます。カラートリートメントやヘアトリートメントへの配合では、色持ち向上にも寄与するとされます。
安全性については、芳香族構造を含む合成成分であるため、一部の文献では肌への蓄積性・感作性リスクを指摘する声もありますが、通常の化粧品濃度での使用において急性毒性等の明確なリスクは低いとされています。生分解性はやや低く、環境負荷は中程度の成分です。