| 成分名 | 没食子酸プロピル |
| 慣用名・別名 | 没食子酸n-プロピル |
| INCI名 | Propyl Gallate |
| 化学式 | C10H12O5 |
| 分子量 | 194.19 Da |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.02〜0.1% |
| EWGスコア | 3/10 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 食品添加物指定 |
| カテゴリ | 成分 |
没食子酸プロピルは、ポリフェノールの一種である没食子酸にプロピル基をエステル結合させた化合物で、化粧品業界において最も信頼性の高い酸化防止剤の一つです。その作用機序は、分子内のカテコール骨格が活性酸素やフリーラジカルを効率的に捕捉・無害化することにあり、これは緑茶のポリフェノールが体内で抗酸化作用を発揮するメカニズムと本質的に同じです。
この成分の最大の特徴は、油溶性であることです。水溶性の抗酸化剤であるビタミンCが水相で働くのに対し、没食子酸プロピルは油相で威力を発揮します。まるで油の中に配置された「錆び止め剤」のように、スキンケアオイルやクリームの油分を酸化から守り続けます。特に不飽和脂肪酸を多く含む植物オイルは酸化しやすいため、この成分の存在により製品の安定性と効果が格段に向上します。
安全性については、食品添加物としても認可されている実績があり、化粧品用途においても刺激性やアレルギーリスクは極めて低いとされています。ただし、高濃度での長期使用時には皮膚感作の可能性が完全には否定できないため、通常0.01~0.1%という低濃度で使用されます。また、トコフェロールやアスコルビン酸誘導体といった他の抗酸化剤との相乗効果により、より効率的な酸化防止システムを構築することが可能です。
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