| 成分名 | デカルボキシカルノシンHCl |
| 慣用名・別名 | デカルボキシカルノシン塩酸塩、脱炭酸カルノシンHCL |
| INCI名 | Decarboxy Carnosine HCl |
| 化学式 | C9H14N4O2・HCl |
| 分子量 | 262.69 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.01〜0.1% |
| 適正pH域 | 5.0〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | 成分 |
デカルボキシカルノシンHClは、体内に存在する天然ペプチド「カルノシン」を化学的に改良した合成ペプチドです。カルノシンは筋肉や脳組織に豊富に存在し、疲労回復や老化防止に重要な役割を果たしていますが、化粧品として応用する際の安定性や浸透性に課題がありました。この問題を解決するため、カルボキシル基を除去(脱カルボキシル基化)することで、より安定で効果的な誘導体として開発されたのがこの成分です。
最大の特徴は抗糖化作用にあります。糖化とは、体内の余分な糖がタンパク質と結合してAGE(終末糖化産物)を生成する現象で、「体のコゲ」とも呼ばれます。この糖化現象は肌の黄ぐすみや弾力低下の主要因となりますが、デカルボキシカルノシンHClはAGEからの脱糖化を促進し、すでに糖化したタンパク質を元の状態に戻す能力を持ちます。これは従来の抗酸化剤が「予防」に重点を置くのに対し、「修復」も可能にする画期的な機能です。
また、過酸化脂質の無毒化により、酸化ストレスによる細胞損傷を防ぎ、炎症性老化の抑制にも貢献します。分子量が比較的小さく、皮膚バリアを通過しやすいため、表皮だけでなく真皮層まで浸透し、コラーゲンやエラスチンの保護効果も期待できます。現在は高級エイジングケア化粧品を中心に配合が進んでおり、次世代のアンチエイジング成分として注目されています。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)