Ingredient Analysis

デカルボキシカルノシンHCl

成分 3件の商品に配合 ID: 394
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+20

安全性
+40

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名デカルボキシカルノシンHCl
慣用名・別名デカルボキシカルノシン塩酸塩、脱炭酸カルノシンHCL
INCI名Decarboxy Carnosine HCl
化学式C9H14N4O2・HCl
分子量262.69 Da
由来合成
推奨配合濃度0.01〜0.1%
適正pH域5.0〜7.0
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +40
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +30
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +20
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

デカルボキシカルノシンHClはシュードペプチドの一種で、カルノシン(β-アラニル-L-ヒスチジン)から脱カルボキシル基化された誘導体。強力な抗酸化作用により過酸化脂質を無毒化し、AGE(終末糖化産物)からの脱糖化作用を持つ先進的な抗糖化成分。従来の抗酸化剤と比較して安定性が高く、皮膚浸透性に優れる。主に高機能エイジングケア化粧品に配合される。

デカルボキシカルノシンHClの解析

デカルボキシカルノシンHClは、体内に存在する天然ペプチド「カルノシン」を化学的に改良した合成ペプチドです。カルノシンは筋肉や脳組織に豊富に存在し、疲労回復や老化防止に重要な役割を果たしていますが、化粧品として応用する際の安定性や浸透性に課題がありました。この問題を解決するため、カルボキシル基を除去(脱カルボキシル基化)することで、より安定で効果的な誘導体として開発されたのがこの成分です。

最大の特徴は抗糖化作用にあります。糖化とは、体内の余分な糖がタンパク質と結合してAGE(終末糖化産物)を生成する現象で、「体のコゲ」とも呼ばれます。この糖化現象は肌の黄ぐすみや弾力低下の主要因となりますが、デカルボキシカルノシンHClはAGEからの脱糖化を促進し、すでに糖化したタンパク質を元の状態に戻す能力を持ちます。これは従来の抗酸化剤が「予防」に重点を置くのに対し、「修復」も可能にする画期的な機能です。

また、過酸化脂質の無毒化により、酸化ストレスによる細胞損傷を防ぎ、炎症性老化の抑制にも貢献します。分子量が比較的小さく、皮膚バリアを通過しやすいため、表皮だけでなく真皮層まで浸透し、コラーゲンやエラスチンの保護効果も期待できます。現在は高級エイジングケア化粧品を中心に配合が進んでおり、次世代のアンチエイジング成分として注目されています。

相性の良い成分

ビタミンC誘導体 ナイアシンアミド アルブチン ヒアルロン酸

相性の悪い成分・混合注意

強酸性成分 高濃度AHA BHA