Ingredient Analysis

ラウレス-6酢酸Na

アニオン界面活性剤 10件の商品に配合 ID: 7444
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+30

安全性
+10

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名ラウレス-6酢酸Na
慣用名・別名ラウレス-6カルボン酸Na、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸Na
INCI名Sodium Laureth-6 Carboxylate
分子量約450 Da
由来合成
推奨配合濃度3〜8%
適正pH域3〜7
EWGスコア4/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

アルキルエーテルカルボン酸系アニオン界面活性剤(酸性石けん)。ラウリルアルコールにエチレンオキシドを6モル付加した後、酢酸(カルボキシメチル化)して得られるナトリウム塩。石けんと類似した洗浄・起泡メカニズムを持ちながら、酸性〜中性域でも安定して機能する。皮膚刺激が低く、良好な生分解性を示す。シャンプー・洗顔料における主洗浄剤または補助洗浄剤として配合される。

ラウレス-6酢酸Naの解析

ラウレス-6酢酸Naは、アルキルエーテルカルボン酸塩(酸性石けん)に分類されるアニオン界面活性剤。ラウリル(C12)アルコールにエチレンオキシドを6モル付加し、末端をカルボキシメチル化(酢酸化)してナトリウム塩にした構造を持つ。「ラウレス-6カルボン酸Na」とも呼ばれ、同一成分の改正表示名称として並立している。

最大の特徴は、石けんの洗浄力と使用感を持ちながら、石けんの弱点であるpH依存性を克服した点にある。通常の石けんは弱アルカリ性下でのみ解離・洗浄効果を発揮するが、本成分はポリエチレングリコール鎖(エーテル基)の存在により、酸性〜中性域でも安定した泡立ちと洗浄効果を維持する。シャンプー・洗顔料の弱酸性処方が求められる場面でも主洗浄基剤として活用可能。

皮膚刺激性に関しては、ラウリル硫酸Na(SLS)やラウレス硫酸Na(SLES)と比較して明らかに低刺激。硫酸エステル系と異なりカルボキシレート系であるため、タンパク質変性能が低く、頭皮・粘膜への負担が少ない。敏感肌向けや低刺激処方のシャンプーに積極的に採用される理由もここにある。

環境面では生分解性が良好とされ、河川や排水処理への負荷が比較的小さい点も評価される。ただしエチレンオキシド付加物であるため、製造過程での1,4-ジオキサン混入リスクがゼロではなく、品質管理の重要性は残る。類似成分にラウレス-3酢酸Na(EOが3モル:より洗浄力重視)やラウレス-11酢酸Na(EOが11モル:乳化・可溶化重視)があり、EO付加数によって親水性・洗浄力・感触が変化する。ラウレス-6は洗浄力と低刺激性のバランスが優れているとされる。

配合上の観点では、アンフォテリック(両性)界面活性剤やノニオン界面活性剤との組み合わせで相乗的な低刺激化・泡質向上が期待できる。コカミドプロピルベタインやラウラミドプロピルベタインとの組み合わせは特に相性がよく、高品質なアミノ酸シャンプーやベビーシャンプーへの採用実績も多い。

相性の良い成分

コカミドプロピルベタイン ココイル加水分解コラーゲン

相性の悪い成分・混合注意

陽イオン界面活性剤 高分子カチオン物質