| 成分名 | ラウロイルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛) |
| INCI名 | Lauryldimonium Hydroxypropyl Hydrolyzed Keratin (Wool) |
| 化学式 | 加水分解ケラチン(羊毛由来)にラウリルジメチルアンモニウムヒドロキシプロピル基を付加した4級アンモニウム塩型ペプチド誘導体 |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 1.0〜3.0% |
| 適正pH域 | 3.5〜6.5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ラウロイルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)は、羊毛由来のケラチンタンパク質を酵素または化学的に加水分解して低分子ペプチド・アミノ酸混合物とし、そこにラウリル基(C12脂肪族鎖)とジメチルアンモニウムヒドロキシプロピル基を共有結合させた両親媒性カチオン性ケラチン誘導体である。
カチオン電荷がダメージ毛のマイナス電荷部位に選択的に吸着する一方、低分子ペプチドフラクション(分子量760〜1,800程度)は毛髪のキューティクル間隙・CMCを経路としてコルテックス内部へ浸透し、システイン残基の豊富なアミノ酸組成が毛髪組成と類似しているためダメージ部位に親和性高くフィットする。これにより、内部補修と表面コーティングを同時に達成できる点が最大の特徴である。
具体的な効果としては、①キューティクルのリフト・欠損部位への充填によるツヤ・平滑性向上、②静電気(帯電)の抑制によるまとまり感向上、③ペプチドの保水力による毛髪水分保持、④ラウリル基の疎水性コーティングによる外的ダメージへの防護が挙げられる。頭皮に対しても乾燥・荒れの緩和効果が期待されるが、カチオン界面活性剤成分を含むため感作リスクに注意が必要であり、安全性スコアは中程度にとどまる。
シャンプー・コンディショナー・トリートメント・アウトバスケアなどに幅広く配合され、シャンプー解析サイトでも「優良成分」と評価されるなど業界評価は高い。ケラチン原料が動物由来(羊毛)であるため、ヴィーガン対応製品には使用できない点と環境・動物倫理上の考慮が必要。加水分解コラーゲン系カチオン誘導体やポリクオタニウム類との相乗効果も期待でき、シリコーン系成分との組み合わせでツヤと平滑性がさらに向上する。
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