Ingredient Analysis

オレイン酸K

アニオン界面活性剤 4件の商品に配合 ID: 86958
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-20

安全性
+10

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名オレイン酸K
医薬部外品名オレイン酸カリウム
慣用名・別名オレイン酸K
INCI名Potassium Oleate
化学式C18H33KO2
分子量304.48 Da
由来植物性
推奨配合濃度2〜10%
適正pH域8.0〜10.5
EWGスコア4/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

オレイン酸Kは、オレイン酸(C18不飽和脂肪酸)のカリウム塩であり、石鹸系アニオン界面活性剤(カリウムセッケン)に分類される。液体石鹸の主剤として洗顔料やボディソープに使用される。pH依存性が高く、酸性環境では洗浄力を失い、アルカリ域での使用が前提。洗浄力はあるが皮膚刺激・乾燥のリスクがある。

オレイン酸Kの解析

オレイン酸K(Potassium Oleate)は、オレイン酸(C18:1の不飽和脂肪酸)と水酸化カリウムの中和反応によって得られる石鹸系アニオン界面活性剤(カリウムセッケン)である。ナトリウム石鹸(固形石鹸)に対し、カリウム塩は液体石鹸として使用されることが多く、シャンプー・全身ソープ・洗顔料などに配合される。

洗浄メカニズムは界面活性剤のミセル形成による皮脂・汚れの乳化・除去であり、洗浄力は標準的。ただしpH依存性が高く、酸性側では不溶化して洗浄力が著しく低下するため、使用製品はアルカリ域(pH8〜10程度)が必要。このアルカリ性は頭皮・肌への刺激や皮膚バリア機能の低下を招くリスクがある。

皮膚刺激性・眼刺激性についての懸念が報告されており、敏感肌・アトピー肌への使用には注意が必要。また硬水中ではカルシウム・マグネシウムと反応して金属石鹸(スカム)を形成し、洗浄力が低下するという実用上の問題もある。

安全性・素材の品質面では現代の合成界面活性剤と比較して劣位にあり、頭皮・肌への長期的なダメージリスクから積極的に推奨できる成分ではない。オリーブ由来など天然素材由来であることを売りにした製品に配合されることがあるが、それ自体が安全・低刺激を意味するわけではない点に注意が必要である。環境負荷は生分解性は比較的高いものの、製造工程・アルカリ廃液の影響が懸念される。

相性の良い成分

グリセリン アロエベラ液汁

相性の悪い成分・混合注意

強酸性成分 陽イオン界面活性剤