Ingredient Analysis

パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸

成分 2件の商品に配合 ID: 86962
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+10

安全性
+20

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸
INCI名Palmitoyl Dipeptide-5 Diaminohydroxybutyrate
由来合成
推奨配合濃度0.5〜2%
適正pH域4.5〜6.5
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +10
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

パルミチン酸とリシン・バリンからなる合成ジペプチドにジアミノヒドロキシ酪酸を結合したシグナルペプチド。表皮-真皮接合部(DEJ)に作用し、コラーゲン4型・7型・17型、ラミニンV、インテグリン4型・7型の産生を促進。細胞接着の正常化と細胞増殖促進により真皮-表皮境界を構造的に強化する強力なアンチエイジング成分。パルミトイル基により脂溶性が高まり皮膚深層への浸透性が向上。

パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸の解析

パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸は、パルミチン酸(長鎖脂肪酸)・リシン・バリン・ジアミノヒドロキシ酪酸から構成される合成シグナルペプチドである。その最大の特徴は、肌の「土台」とも言える表皮-真皮接合部(DEJ: Dermo-Epidermal Junction)を標的とした作用にある。

DEJは、表皮と真皮をつなぐ複雑な構造体であり、加齢によりこの接合部が脆弱化すると、皮膚のたるみ・しわ・弾力低下が進行する。本成分は、DEJ構造を支えるコラーゲン4型・7型・17型ラミニンV(ラミニン-332)インテグリン4型・7型の産生をシグナル的に促進することで、この接合部の構造的完全性を回復・維持する。一般的なペプチドが真皮内コラーゲン(1型・3型)のみを標的にするのと異なり、DEJ特異的なタンパク質群を同時に活性化できる点が際立った特長である。

化学構造面では、パルミトイル基(C16脂肪酸鎖)の付加により分子の親油性が高まり、角質層バリアを通過して皮膚深層へ到達しやすくなっている。これはいわば「脂溶性の鍵」を持たせることで細胞膜へのアクセスを高める設計であり、水溶性ペプチド単体に比べて格段に浸透効率が向上する。製剤中での安定性も比較的高く、処方設計上の扱いやすさも利点のひとつ。

他のシグナルペプチドとの相乗効果も期待でき、パルミトイルトリペプチド-1(マトリキシル)やパルミトイルテトラペプチド-7など真皮マトリックスを支える成分と組み合わせることで、より包括的なエイジングケアが可能になる。配合濃度は一般的に低濃度(1〜5ppm程度)でも生物活性を示すとされており、コスト効率の観点からも優れた成分といえる。スキンケア製品(目元・口元用美容液、エッセンス)やヘアケア製品にも採用例があり、育毛・頭皮ケアへの応用も進んでいる。

相性の良い成分

コラーゲン ラミニン ビタミンC ナイアシンアミド

相性の悪い成分・混合注意

強いAHA/BHA 高濃度レチノール