| 成分名 | パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸 |
| INCI名 | Palmitoyl Dipeptide-5 Diaminohydroxybutyrate |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜2% |
| 適正pH域 | 4.5〜6.5 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸は、パルミチン酸(長鎖脂肪酸)・リシン・バリン・ジアミノヒドロキシ酪酸から構成される合成シグナルペプチドである。その最大の特徴は、肌の「土台」とも言える表皮-真皮接合部(DEJ: Dermo-Epidermal Junction)を標的とした作用にある。
DEJは、表皮と真皮をつなぐ複雑な構造体であり、加齢によりこの接合部が脆弱化すると、皮膚のたるみ・しわ・弾力低下が進行する。本成分は、DEJ構造を支えるコラーゲン4型・7型・17型、ラミニンV(ラミニン-332)、インテグリン4型・7型の産生をシグナル的に促進することで、この接合部の構造的完全性を回復・維持する。一般的なペプチドが真皮内コラーゲン(1型・3型)のみを標的にするのと異なり、DEJ特異的なタンパク質群を同時に活性化できる点が際立った特長である。
化学構造面では、パルミトイル基(C16脂肪酸鎖)の付加により分子の親油性が高まり、角質層バリアを通過して皮膚深層へ到達しやすくなっている。これはいわば「脂溶性の鍵」を持たせることで細胞膜へのアクセスを高める設計であり、水溶性ペプチド単体に比べて格段に浸透効率が向上する。製剤中での安定性も比較的高く、処方設計上の扱いやすさも利点のひとつ。
他のシグナルペプチドとの相乗効果も期待でき、パルミトイルトリペプチド-1(マトリキシル)やパルミトイルテトラペプチド-7など真皮マトリックスを支える成分と組み合わせることで、より包括的なエイジングケアが可能になる。配合濃度は一般的に低濃度(1〜5ppm程度)でも生物活性を示すとされており、コスト効率の観点からも優れた成分といえる。スキンケア製品(目元・口元用美容液、エッセンス)やヘアケア製品にも採用例があり、育毛・頭皮ケアへの応用も進んでいる。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)