| 成分名 | トリデセス‐4カルボン酸Na |
| 医薬部外品名 | ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム |
| INCI名 | SODIUM TRIDECETH-4 CARBOXYLATE |
| 化学式 | C13アルコールに4モルのエチレンオキサイドを付加したポリオキシエチレントリデシルエーテルのカルボン酸ナトリウム塩 |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 5.5〜7.5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
トリデセス-4カルボン酸Na(INCI: Sodium Trideceth-4 Carboxylate)は、トリデシルアルコールにエチレンオキサイドを4モル付加したポリオキシエチレン鎖の末端にカルボン酸ナトリウム基を持つエーテルカルボン酸系アニオン界面活性剤である。日光ケミカルズの「NIKKOL ECT-3NEX」として知られ、医薬部外品原料規格名は「ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム」。CAS番号は68891-17-8。
本成分の最大の特徴は硬水安定性にあり、カルシウムやマグネシウムイオンが多い硬水環境下でもカルシウム塩を形成しにくく、泡立ちと洗浄力を安定して維持できる。これは石鹸系成分やスルホン酸系とは異なる優位点である。また、低刺激性と高い生分解性を両立しており、肌・頭皮への負担を抑えたマイルド処方において特に重宝される。ポーラのB.A ウォッシュなどプレミアム洗顔料への配合実績もある。
洗浄力・起泡性はラウレス硫酸Na等の硫酸エステル系に比べやや穏やかだが、刺激性が低く敏感肌向け処方にも適合する。防錆効果が報告されているほか、金属イオンに対するキレート的作用も期待される。pHは弱酸性〜中性域(pH 6〜8程度)で安定しやすく、他の両性・ノニオン界面活性剤との配合相性が良い。COSMOS/ECOCERT対応原料としても認証されており、自然派・グリーンコスメ処方への採用も増加傾向にある。環境負荷は比較的低く、サステナブルな洗浄成分として注目されている。