| 成分名 | 長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド |
| 慣用名・別名 | ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン |
| INCI名 | Bis-Methoxypropylamido Isodocosane |
| 化学式 | C27H55NO3 |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 4.0〜7.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | 成分 |
長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミドは、長鎖の二塩基酸と3-メトキシプロピルアミンとの縮合反応から合成されるアミド系油性成分。英語INCI名では「Bis-Methoxypropylamido Isodocosane」に近い構造として分類され、花王のキュレルシリーズに採用されたことで注目を集めた成分である。
最大の特徴は、疑似セラミドとしての機能にある。本物のセラミドは皮膚の角質細胞間脂質を構成する重要成分だが、この成分はその分子構造を模倣し、皮膚バリアの補完・強化を担う。バリア機能が低下した敏感肌・乾燥肌において、水分蒸散(TEWL)を抑制し、皮膚をしっとりと柔らかく保つエモリエント作用を示す。いわば「本物に近い代役」として、低コストかつ安定した供給が可能という製剤設計上のメリットもある。
ヘアケア用途においては、毛髪内部への浸透力を持ち、ダメージ部位の脂質補修や感触改良に寄与する。すすぎ中から仕上がり後まで滑らかな指通りを実現するとされ、トリートメント・コンディショナー成分としての実績も高い。セラミドNP・セラミドAPなどの天然型セラミドと比較するとバリア構造への組み込み効率はやや劣るが、安定性・使用感・コストのバランスで優位に立つ。
安全性は良好で、発がん性・毒性・アレルギー性のリスクは低いとされる。敏感肌向け製品への配合実績がその安全性を裏付けている。環境負荷は合成系オイルとして中程度だが、生分解性については十分なデータが揃っていない点が課題。ヒアルロン酸・天然セラミド・スクワランなどとの組み合わせでバリア強化・保湿の相乗効果が期待できる。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)