Ingredient Analysis

塩化トリPOE(5)ステアリルアンモニウム

カチオン界面活性剤 1件の商品に配合 ID: 87701
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
-15

安全性
+10

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名塩化トリPOE(5)ステアリルアンモニウム
慣用名・別名ポリオキシエチレン(5)ステアリルアンモニウムクロリド
INCI名PEG-5 Stearyl Ammonium Chloride
化学式C28H60ClNO5
分子量約570 Da
由来半合成
推奨配合濃度1〜3%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア5/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -15
肌・頭皮への安全性
補修力 +15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ポリオキシエチレン(5)鎖を有する第四級カチオン界面活性剤。ステアリル基の疎水性・PEG-5鎖の親水性・アンモニウム正電荷の三要素が組み合わさり、負に帯電した毛髪表面に吸着して帯電防止・柔軟性を付与。PEG鎖の導入により従来のカチオン界面活性剤より刺激が緩和されているが、安全性と環境負荷に一定の懸念がある。

塩化トリPOE(5)ステアリルアンモニウムの解析

塩化トリPOE(5)ステアリルアンモニウム(INCI名:PEG-5 Stearyl Ammonium Chloride)は、ポリエチレングリコール(PEG)鎖を5ユニット導入した第四級アンモニウム型カチオン界面活性剤である。ステアリル基(C18)の強い疎水性とPEG-5鎖の高い親水性、そして常時正電荷を帯びるアンモニウム頭部という三層構造が、毛髪表面のアニオン性部位への選択的吸着を可能にする。

最大の機能は帯電防止(静電気防止)効果であり、摩擦により負電荷を帯びた毛髪表面の電荷を中和することで、絡まりや広がりを抑制し指通りを改善する。また薄い油膜コーティングによりなめらかな仕上がり感・柔軟性も付与できる。同様の第四級アンモニウム塩であるステアルトリモニウムクロリドやベヘントリモニウムクロリドと比較すると、PEG鎖が水和層を形成するため刺激性はやや低減されているが、依然として頭皮への刺激性リスクは無視できず、コンディショナー・トリートメント使用時には頭皮への直接塗布を避けることが推奨される。

配合濃度は0.1〜1.0%が一般的であり、適正pH域は5.0〜8.0。相性の良い成分はセタノール・ステアリルアルコール・グリセリンであり、増粘剤や保湿成分との組み合わせで使用感が向上する。一方、アニオン界面活性剤とはイオン対を形成して失活するため配合には注意が必要。次亜塩素酸ナトリウムなど塩素系成分との反応にも留意が必要である。

環境面では、PEG鎖を持つ四級アンモニウム塩は水環境中での生分解性が低く、水生生物への毒性が懸念される。用途はコンディショナー・トリートメントが主体だが、ヘアスプレーや整髪料・一部洗浄製品にも配合される汎用性を持つ。

相性の良い成分

パンテノール セラミド タンパク質加水分解物

相性の悪い成分・混合注意

硫酸塩系界面活性剤 陰イオン界面活性剤

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