| 成分名 | キトサンラウラミドヒドロキシプロピルスルホン酸Na |
| INCI名 | Sodium Chitosan Lauramide Hydroxypropyl Sulfonate |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜2% |
| 適正pH域 | 4.0〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
キトサンラウラミドヒドロキシプロピルスルホン酸Naは、カニ・エビ等の甲殻類由来キチンを脱アセチル化して得たキトサンに、ラウリン酸アミド基(C12脂肪鎖)とヒドロキシプロピルスルホン酸Naを導入した多官能キトサン誘導体である。この化学修飾は3つの機能的意義を持つ:①スルホン酸Naの導入による水溶性の大幅向上(キトサン本来の水不溶性を克服)、②ラウロイル基による疎水性コアの形成(毛髪疎水面への吸着・皮膜形成)、③アミノ基保持によるカチオン電荷(陰性荷電した毛髪・肌への静電吸着)。
毛髪への作用メカニズムは特徴的で、擬似キューティクル形成に近いフィルムを毛髪表面に構築し、摩擦抵抗を低減させることで指通りと光沢を向上させる。保湿機能面では、キトサン骨格の水酸基・アミノ基が水分子を捕捉しつつ、形成した皮膜が蒸散を抑制するダブルアクションを示す。さらにキトサン本来の抗菌・抗カビ活性も維持されており、頭皮・肌の常在菌バランス改善にも寄与する可能性がある。
類似成分と比較すると、単純なヒドロキシプロピルキトサンよりも疎水性付与により毛髪残存性・コーティング性が向上しており、カチオン性ポリマー(ポリクオタニウム類)と比べると天然骨格由来の生体親和性と分解性が優れる点が差別化ポイントとなる。濃度によって増粘剤・ゲル化剤としても機能するため、製剤設計の自由度も高い。
たとえるなら、髪の表面に「通気性のある薄いシルクの膜」を張るようなイメージで、べたつきなく保護・保湿・艶出しを同時に実現する。化粧品配合成分としての実績はまだ限られているが、多機能・天然由来・高機能という現代のヘアケアトレンドに合致した先進的素材といえる。アレルギー体質の方は甲殻類由来成分であることに留意が必要。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)