| 成分名 | ステアロキシプロピルトリモ二ウムクロリド |
| INCI名 | Stearoxypropyltrimonium Chloride |
| 化学式 | C24H52ClNO |
| 分子量 | 339.42 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜6.5 |
| EWGスコア | 4/10 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドは、ステアリン酸由来のアルコキシ基を長鎖としてもつ第四級カチオン界面活性剤(4級アンモニウム塩)で、ヘアコンディショナー・トリートメント・リンスに欠かせない成分として40年以上の使用実績を持つ。
作用機序は明確で、ケミカルダメージや摩擦によって負に帯電した毛髪表面に、正電荷を持つ本成分が選択的に吸着。疎水性のコーティング皮膜を形成し、帯電防止・静電気抑制・毛髪表面の平滑化を同時に実現する。特にシリコーン類(ジメチコン・アモジメチコン等)との親和性が高く、併用することでシリコーンの定着性が向上し、より均一で持続的な指通り改善効果が得られる相乗効果が知られている。
安全性については、0.448%以下の濃度または3分以内の短時間接触では皮膚刺激性がほぼ認められず、皮膚感作性も低いとされる。ただし、カチオン界面活性剤全般に共通するタンパク変性作用があり、頭皮や粘膜への直接付着は炎症・刺激リスクを高める。洗い流しタイプ製品において毛幹部分への塗布にとどめる使用が推奨される。
環境面では、4級アンモニウム塩の生分解性の低さと水生生物への毒性が懸念されており、環境負荷はやや高めに評価される。アニオン界面活性剤とは電荷が反対のため混合使用には注意が必要で、ラウリル硫酸Naなど強アニオン系洗浄剤との同浴調合では沈殿や失活が起こる。一方、セテアリルアルコールや植物油との組み合わせは乳化安定性・コンディショニング性の向上に有効。
総合的には、毛髪へのコンディショニング・平滑化・持続的コーティングに実績の高い成分であるが、頭皮刺激と環境負荷の観点から「毛先・毛幹中心の塗布」「適正濃度管理」が重要となる。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)