Ingredient Analysis

油溶性マサキエキス

植物由来成分 2件の商品に配合 ID: 88159
植物由来成分 植物・天然素材から抽出された自然由来成分
+25

安全性
+55

素材の品質
+5

使用感
基本情報
成分名油溶性マサキエキス
慣用名・別名マサキ葉油溶性エキス
INCI名Euonymus Japonicus Leaf Extract (and) Oil
分子量フリーデリン: 426.74 Da
由来植物性
推奨配合濃度0.1〜1%
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 植物由来成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +55
成分の素材品質・配合価値
安全性 +25
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +50
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +60
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +5
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ニシキギ科マサキ(Euonymus japonicus)の葉から油性溶剤で抽出したエキス。主要活性成分はペンタサイクリックトリテルペン系化合物のフリーデリン(Friedelin)。血管内皮細胞の管腔形成を促進し毛細血管新生を誘導することで、頭皮血行を改善し毛乳頭への栄養供給を高める。抗炎症・皮膚軟化作用も報告されており、育毛剤配合成分として特異的な位置づけを持つ植物性油溶性エキス。

油溶性マサキエキスの解析

油溶性マサキエキスは、日本の海岸林や生垣に自生するニシキギ科常緑樹「マサキ(Euonymus japonicus)」の葉を、油性溶剤で抽出した植物エキスである。「油溶性」という接頭語が示すとおり、水溶性のマサキ葉エキスとは製法・溶解性・配合用途が異なり、主に油性基剤や乳化系製品への配合に適している。

最大の注目点は、含有トリテルペン成分フリーデリン(Friedelin)の血管新生促進作用だ。2000年の第73回日本生化学会大会で報告されたメカニズムによれば、フリーデリンは血管内皮細胞の遊走と管腔形成(管状構造の自己組織化)を促進し、新生毛細血管を形成させる。これを頭皮に応用すると、毛乳頭周囲の微小血管密度が高まり、毛母細胞への酸素・栄養供給が向上することで毛周期の維持・改善につながると考えられる。

類似の血行促進育毛成分と比較すると、カプサイシンが神経性の血管拡張を介するのに対し、マサキエキスのフリーデリンは血管構造そのものの新生を促す点でアプローチが根本的に異なる。イチョウ葉エキスやニコチン酸アミドとも作用機序が異なるため、これらとの複合処方で相乗効果が期待できる。

安全性については、マサキの葉は伝統的に樹皮が利尿・強壮薬として用いられてきた実績があり、葉エキス自体の皮膚刺激性は低いとされる。一方でフリーデリン単体の長期安全性データは限定的であり、今後の研究による補強が望まれる。油性エキスとして皮膚軟化・エモリエント効果も副次的に期待でき、頭皮や毛髪の触感改善にも寄与する。育毛剤を中心に、スカルプトリートメントや美容液への配合例が見られる。

相性の良い成分

センブリエキス ニコチン酸アミド パントテニルエチルエーテル