Ingredient Analysis

オレイン酸Na

アニオン界面活性剤 6件の商品に配合 ID: 88388
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-20

安全性
+10

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名オレイン酸Na
医薬部外品名オレイン酸ナトリウム
慣用名・別名ナトリウムオレエート
INCI名SODIUM OLEATE
化学式C18H33NaO2
分子量304.47 Da
由来植物性
推奨配合濃度2〜15%
適正pH域8〜10
EWGスコア5/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

オレイン酸NaはC18:1不飽和脂肪酸(オレイン酸)のナトリウム塩で、天然由来の石鹸型アニオン界面活性剤。洗浄・乳化・起泡を担うが、アルカリ性が強く硬水での石鹸カスが生じやすい。肌・頭皮への刺激はマイルドな洗浄剤と比べて高く、乾燥や皮脂バリア破壊のリスクがある一方、オレイン酸構造由来の保湿補助的側面も持つ。

オレイン酸Naの解析

オレイン酸Na(ナトリウムオレエート)は、オリーブ油や菜種油などに豊富なC18:1モノ不飽和脂肪酸であるオレイン酸にナトリウムを結合させた脂肪酸石鹸(アニオン界面活性剤)。石けん製造において最も古くから用いられる成分の一つで、洗顔料・ボディソープ・シャンプーなどの固形石鹸・液体石鹸に洗浄基剤として配合される。

構造上オレイン酸由来の不飽和二重結合(Δ9)を持つため、ラウリン酸Na(C12飽和)などと比べて泡の粗さがあり、起泡力はやや劣る。一方で、不飽和鎖が皮膚脂質と構造的に類似していることから、角質層への親和性は比較的高く、わずかな保湿補助的性質も指摘される。ただしこの浸透親和性は、バリア機能を持つセラミドを乱すリスクとも表裏一体である。

安全性面では、石鹸型界面活性剤全般に言える強アルカリ性(pH9〜11程度)が皮膚刺激の主因となる。とくに高濃度・長時間接触では角質層の膨潤・タンパク変性を招き、乾燥肌・敏感肌・アトピー傾向の肌には不向き。また硬水中でカルシウム塩を形成し「石鹸カス」を生じやすく、ヘアケア用途では軋みやベタつきの原因となる。コメドジェニック性はオレイン酸単体でリスクが報告されており注意が必要。

環境面では天然油脂由来で生分解性に優れる点はポジティブだが、製造時のアルカリ処理・副産物(グリセリン分離等)のプロセスコストは考慮すべきである。石油系合成界面活性剤と比較すれば環境負荷は低い。シナジーとしてはグリセリン・ベタインなどの保湿剤との併用により洗浄後の乾燥感を緩和できる。

相性の良い成分

グリセリン パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

強酸性成分 多価金属イオン