| 成分名 | トリデセス–4カルボン酸Na |
| 医薬部外品名 | ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム |
| INCI名 | SODIUM TRIDECETH-4 CARBOXYLATE |
| 化学式 | C13アルコールにEO4モル付加したエーテルカルボン酸のナトリウム塩 |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 5.5〜8.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 医薬部外品承認成分 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
トリデセス-4カルボン酸Na(Sodium Trideceth-4 Carboxylate)は、トリデシルアルコールにエチレンオキサイドを4モル付加したポリオキシエチレンエーテル末端にカルボン酸ナトリウムを導入したエーテルカルボン酸型アニオン界面活性剤です。親水基にポリオキシエチレン鎖とカルボキシレートの両方を有するため、適度なHLBバランスと優れた分散力・乳化力を発揮します。
最大の特徴はシリコーンやワックスなど皮脂・整髪成分の除去能力の高さです。ヘアケア処方においてはシリコーン蓄積防止を目的とした洗浄剤として採用されることがあります。一方で脱脂力がやや強めであるため、単独での高濃度使用は頭皮や皮膚の乾燥・刺激につながる可能性があり、他の低刺激型界面活性剤との組み合わせが推奨されます。
生分解性に優れている点は環境面での利点であり、環境負荷が比較的低い原料として評価されています。また医薬部外品原料規格にも収載されており、品質面での信頼性も高いといえます。CAS番号68891-17-8として登録されており、RSPO対応(パーム由来原料不使用)、COSMOS/ECOCERT対応も可能な製品も存在します。
スキンケアの洗顔料やヘアシャンプーに少量配合され、処方全体の洗浄効率向上・分散補助として機能することが多いです。pH安定性も比較的良好で、弱酸性〜中性域の処方に馴染みやすい成分です。保湿力や補修効果は期待できないため、洗浄後の保湿ケア成分との組み合わせが処方設計上のポイントとなります。