| 成分名 | クロルヒドロキシアルミニウム |
| 慣用名・別名 | 塩化アルミニウム水和物 |
| INCI名 | Aluminum Chlorohydrate |
| 化学式 | Al₂(OH)₅Cl·2H₂O |
| 分子量 | 174.45(無水) |
| 由来 | 無機合成 |
| 推奨配合濃度 | 制汗剤:5〜25% |
| 適正pH域 | 3.5〜5.0 |
| EWGスコア | 3/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | Annex III制限成分(制汗剤0.6% Al換算) |
| 日本規制 | 医薬部外品原料規格収載 |
| カテゴリ | 成分 |
クロルヒドロキシアルミニウム(Aluminum Chlorohydrate)は、アルミニウムを含む無機合成のミネラル系成分だ。汗の出口付近のたんぱく質を縮めて引き締める「収斂(しゅうれん)作用」を持つとされ、制汗・デオドラント成分として知られている。
配合の目的は、汗やニオイを抑えることだ。制汗剤の代表的な原料で、日本では医薬部外品原料規格に収載されている。公開中の商品では、薬用のボディソープに配合されている例がある。洗い流す製品でも、肌を引き締めてニオイ対策を狙う薬用処方で使われる。
安全性については、米国の成分安全性評価(CIR)で「Safe as Used(使用条件の範囲では安全)」とされている。EWG(米国の環境団体による成分評価)のスコアは1〜10のうち3で、懸念は比較的少ない側にある。コメドジェニック指数(毛穴づまりのしやすさ)は0で、EUの表示義務アレルゲンにも該当しない。一方、EUでは制汗剤での濃度に上限が設けられた制限成分で、長期・大量に使い続けることを心配する声もある。
使う人が気にしたいのは、肌との相性と使い方だ。収斂作用があるため、肌が敏感な人や乾燥しやすい人は刺激を感じることがある。初めて使うときは少量から試し、赤みやかゆみが出たら使用を控えたい。全成分表示では、配合の位置が上にあるほど多く含まれるのが目安になる。
汗やニオイ対策を目的に選ぶなら、この成分が入った薬用タイプは選択肢になる。ただし肌の状態に合わせて、使用量と頻度は控えめに始めるのがよい。