Ingredient Analysis

イソステアリルアスコルビルリン酸2Na

成分 5件の商品に配合 ID: 89061
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+25

安全性
+65

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名イソステアリルアスコルビルリン酸2Na
医薬部外品名イソステアリルアスコルビルリン酸2Na
慣用名・別名APIS
INCI名Disodium Isostearyl Ascorbyl Phosphate
分子量538.5 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域5.5〜7.0
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +65
成分の素材品質・配合価値
安全性 +25
肌・頭皮への安全性
補修力 +35
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +5
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

両親媒性ビタミンC誘導体(APIS)。アスコルビン酸2位をリン酸エステル化し、イソステアリル基を付加した疑似リン脂質構造。細胞膜との親和性が高く、従来の水溶性VC誘導体を凌ぐ経皮浸透性を発揮。皮膚内のフォスファターゼにより速やかにビタミンCへ変換。チロシナーゼ活性阻害による美白、強力な抗酸化・抗老化、コラーゲン合成促進を多面的に実現。弱酸性〜中性で高い熱・光安定性を誇る高機能成分。

イソステアリルアスコルビルリン酸2Naの解析

イソステアリルアスコルビルリン酸2Na(APIS)は、ビタミンC(アスコルビン酸)の弱点を根本から克服した次世代型ビタミンC誘導体である。通常のビタミンCは水溶液中で熱・光・酸素に極めて不安定であり、化粧品への配合が難しい。APISはアスコルビン酸の2位ヒドロキシ基をリン酸エステル化したうえでイソステアリル基を導入することで疑似リン脂質構造を形成。親水性と親油性を兼ね備えた両親媒性により、弱酸性〜中性域で卓越した安定性を示す。

最大の特徴は経皮吸収性の高さにある。細胞膜はリン脂質二重層で構成されており、APISの疑似リン脂質構造がこれと高い親和性を発揮。親水性VC誘導体では到達困難な皮膚深部まで浸透する。皮膚内に豊富に存在するフォスファターゼ酵素によって速やかにアスコルビン酸へ変換されるため、浸透力・変換速度・安定性の三拍子が揃った希少な成分といえる。これは「錠剤のように安定した状態で体内に届き、必要な場所で初めて活性化される」プロドラッグ概念に近い設計思想である。

効果の面では、チロシナーゼ活性阻害によるメラニン産生抑制(美白)、活性酸素消去による抗酸化・抗老化、コラーゲン・ムコ多糖類の合成促進など、ビタミンCが本来持つ多面的な機能をフルに発揮。従来の3-Oエチルアスコルビン酸やアスコルビルグルコシドと比較しても、浸透経路の優位性・安定性・変換効率の観点で高く評価される。頭皮環境の改善や毛母細胞への作用を介した育毛補助効果も示唆されている。

安全性については皮膚刺激性・感作性ともに低く、日本の医薬部外品有効成分としても認められている。EWGスコアも低リスク帯に位置し、高濃度配合にも比較的対応しやすい。配合上はナイアシンアミドやレチノールとの相乗効果が期待でき、強酸性条件や高濃度の酸化剤との組み合わせは安定性に影響するため注意を要する。

相性の良い成分

ナイアシンアミド フェルラ酸 ビタミンE コラーゲン

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ環境 鉄・銅イオン含有処方